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かんざし売りの女
第二章
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て」
「かんざしいいよね」
「だから買って」
 こう言いだしてだ、親達がそれならと親によっては仕方ないなという顔になってそのうえでだった。
 子供用のかんざしは最初からかなり売れた、それでだった。
 紫蓮はその売り上げにだ、また子供用のかんざしが売れた時に相棒ににんまりと笑ってそのうえで話した。
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