キリトさんがシリカちゃんとデートするそうです
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えぇと………そうだ!
「お、俺は小さくても良いと思うぞ!」
「うぅ………ピナァ……」
『きゅるぅ………』
あ、あれ!?駄目だったか!?女心って難しい
これは慰めるのに時間が掛かりそうだ
あぁ、ユイはきちんとお留守番してるかな…………?
saidケン
あれから俺たちは黙々と歩き続けていた。
会話らしい会話もなく、何か考えているようなアスナを横目に、迫り来るセイレーンやらトレントやらを駆逐して行く。
「…」
「…」
無言は辛い。
しかしいつもならこれ程までに落ち込みはしないはず。
これは何かあったと考えるべきか。
「なぁアスナ。何かあったのか?」
「…え?何、ケンくん」
「いや、だから何かあったのかって」
「…キリト君、私の事どうでもよくなっちゃったのかなぁって…思ったら…止まらなくて…」
「それは無いと思うが、そこまで言う事があったのか?もしくは何か見ちゃったとか」
もしそうならキリトを裁かねばならんな。
散々相談に乗らせといてアッサリなんて俺が許さん。
「あ、そうだったね。
あの時はケンくん、居なかったんだ」
「?」
「実はねーーーーーーーー」
saidキリト
「そろそろ行くか、シリカ」
「はい」
あれからシリカを落ち着かせた俺は休憩をする予定だったことを思い出してシリカと一緒に休憩していた。近くにモンスターがいるから、戦闘になるかもしれないと不安だったが、運の良いことに戦闘にならずに十分休憩することができた
視線の先でこちらに背を向けている人型のモンスターを一瞥する。見た感じゴブリンだ。恐らくアスナが今日攻略する予定の場所はここから近い場所にあるんだろう
「そう言えば」
俺はストレージを開く
そう言えば転移門を通る前、クエストを受注していたんだった。モンスターからドロップする素材を集めるというものだ。確かトレントからドロップする素材だったはず…………おぉ、ドロップしている。良かった、戻って集める必要はなさそうだな
「……………」
ストレージを消そうとして…………俺はある一点を見つめる
別に何か不思議なものがあったわけじゃない。いや、どちらかと言うとない・・から違和感が生じる
そこに前まであったのは、アスナとのリンクだった
七十五層のボス部屋でヒースクリフを倒し、終わるはずのデスゲームは終わらなかった。混乱の中俺達は進むことを決意し、七十六層へと上がったあの日、俺とアスナはポーションの補充の為に商店通りを訪れた。ポーションの残量を確認すると、急に
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