暁 〜小説投稿サイト〜
剣の世界で拳を振るう
キリトさんがシリカちゃんとデートするそうです
[3/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初
タゲもとってしまったがむしろ好都合だ。
 
俺はシリカと離れ過ぎないようにモンスター達を引き付け、まずはトレントから狙う。
振り下ろされる腕を避け、斬りつける。相手のHPが減ったところで、この数だ………多少のHP消費は覚悟の上でソードスキル、《バーチカル・スクエア》を放つ。
 
「はあぁぁぁぁ!」
 
七撃目を気合を入れて放ち、ファンガイのHPを残り一割程まで減らせた。硬直したままファンガイからの攻撃を受け、硬直が解けた瞬間残りを削り取る
 
シリカの方を見るともう一体のファンガイと戦っていた。すぐに俺は走り出す
 
「っ!?」
 
だが目の前にまたトレントが現た
 
「連続ポップ!?なんでこんな時に………!」
 
トレントの攻撃を避け、剣を連続で叩き込む。チラリと見れば更に二体の敵がシリカを囲んでいた。俺の方にもトレントともう一体、ファンガイがいる
 
『きゅるる!!』
「えっ……周り、囲まれちゃってる!?」
 
あのままではシリカが危ない!!
 
「すぐ転移結晶を使うんだ!」
 
トレントをポリゴン片に変えながら叫ぶ。間髪入れずにファンガイへと攻撃をくらわせる。いつまたポップするかわからない………ファンガイは置いて俺はシリカの前へ躍り出た
 
「でも、キリトさんが………!」
 
「俺なら大丈夫だ。この程度なら充分凌げるから………だから早く!」
 
「わ、わかりました。転移結晶ならここに………あっ」
 
何やら不穏な声が背後から聞こえたが杞憂であることを信じ目の前のモンスター達と対峙する。剣を横薙ぎに一閃すると四体共後ろへ跳んで避ける。それを追撃し真ん中の二体に攻撃をくらわせ、HPを減らしていく
 
「キリトさぁ〜ん!ピナが………ピナが、転移結晶食べちゃいました!」
 
「な、なんだって!?」
 
一体を屠り、二体目のHPを0にしようとするや否や、シリカからそんな声が聞こえてきた
 
ど、どういう状況だよそれ!…………はっ!いや、ダメだ。余所見したらダメだ
 
二体目にトドメを指し、三体目へと剣を向ける。その際に残ったもう一体がシリカの方へ行ってしまった
 
「しまっ………シリカ!モンスターがそっちに……!」
 
「え!?きゃ、きゃぁぁぁっ!!」
 
くっ………!早くこいつを倒さないと!
 
俺はシリカの方を心配しながら、目の前のファンガイを高速で片付ける為に剣を振るう
 
『きゅる!!』
 
その時、ピナがシリカの前に出た
 
「ダメ、ピナ!身代わりになんか………!」
 
ピナ必死に止めようとするシリカ、それを見て俺はファンガイにトドメを指してシリカ達の方へと向かう
 
『きゅるぅぅぅぅぅ!!』
 
「なんだ!?ピナが光って……
[8]前話 [1] [9] 最後 最初


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ