暁 〜小説投稿サイト〜
妖精の尻尾所属の戦闘民族(旧)
楽園の塔編
第23話 新たなチームの結成
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った先祖返りのサイヤ人。
ジョゼを打倒できる力もある、そして自分が書類で苦労しているときにミラと同様時々手を貸してくれることもある。
マスター候補としては悪くないのだが、彼はギルダーツと同じように100年クエストに挑むつもりだ。
聖十の称号も断った彼が、マスターに素直になることはありえない。

「…なら候補はラクサスかエルザに絞るしか…」


「マスター、こんなトコにいたんですかぁ〜?」

「ん?」

自分を呼ぶ声、元S級であるミラジェーン。
今は夜だが、こうして残って残りの仕事をやってもらっているようだ。
そして、何か問題でも起きたのか、自分を呼んだとマカロフは気づく。
そして、なんたか胸がザワザワしていることを理解してもそれは気の所為だと願う。

「またやっちゃったみたいです」

「――――は?」

突然ミラから本題のない言葉を言われ、マカロフは困惑…否、現実逃避をしようとする。
もう、理解しているハズのことを。
彼は、このギルドが問題児が多いことを知っているのだ。

「エルザたちが仕事先で街を半壊させちゃったみたい、そしてラクサスは道を迷ってそのまま真っすぐ建物を壊しながら行ってみたいで…」

「ファッッッッ!!?」

この世の終わりのような顔を浮かべるマカロフ。
マスター候補として入れていた二人が問題、しかも街の民たちに迷惑かけたことに真っ白へと燃え尽きた。

エルザはよく問題を起こすことはあれど、ラクサスよ、お前はどうした。


「引退なんかしてられるかぁ――――ッ!!!!」

人生は仕事で苦労するのは当然だが、引退してもいい年であるマカロフの苦労はまだまだ止まらない。

まるで、限界を知らない苦労の歩みを、マカロフはこの10年近くとも言える年月で味わうのだった。









◆◆◆◆◆◆


SIDE:レッド・パッペ

家の郵便に届いた封筒を取って、その中身を読む。

その中身は自分宛ての手紙であり、送り主はこの前に会ったアイツ(・・・)か。
おそらく、この前は中途半端で抜け出したからまたちゃんと修行を受けたい、のだろうか。
強くなろうと真面目にやっているアイツのことだ、まだまだ強くなるためにオレに頼んできたのかもしれない。
一応家のことを教えるという選択肢は間違ってなかったか、と安心する。

手紙の中は世間話とも言える文で、そして本題は今度はどこで、いつ鍛えてくれるかという手紙。

オレに人任せか…等思わないでどうするかを計画を立てる。
今度はエルザでも連れて特訓させるか…なんて思いながらオレは家の中で待ってくれているジェラールのいる食卓へと
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