楽園の塔編
第23話 新たなチームの結成
[5/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ツはピクッとなってしまったが。
「鉄の森の件から常に一緒にいる気がするしな――この際チームを組まないか?私たち4人」
この一言は、今から誕生するチーム達が共に冒険する決定的な一言。
後からはこのフィオーレ大陸で名が広がり、そして最も飽きない冒険するであろうチームの一つ。
このチームたちが繰り広げる冒険は、心が躍る冒険が待っている。
ギルドの仲間たちにそのチームの誕生に歓声を上げ、盛り上げる者もいれば―――
「――はっは、ワクワクが耐えないチームになりそうだな、アレは」
そのチームのこれからの活躍に胸が踊る者達も、多く居る。
◆◆◆◆◆◆
「――引退…か」
夜、まだ立て直している妖精の尻尾の上に胡座をかいて酒を飲む小柄の老人、マカロフは吐きのない言葉を口にする。
今日、友である魔法評議員六ノ席、ヤジマから引退することを勧められ、それにマカロフは悩む。
未練はある。まだこの先このギルドたちはやっていけるか心配でもあるし、何より長年居たこのギルドから離れるのは心苦しいものでもあるからだ。
それに新しいマスターを務める者は――否、居る。
「ラクサス…仲間からも信頼もあればその実力も聖十も迫る…何より、流石ワシの孫か、才能もあるか」
最初に思い浮かんだのは自身の孫、ラクサス・ドレアー。
息子であるイワンを追放したことにより仲が悪くなりかけるも、友のおかげで理解してもらったことで今も仲が悪くない。
仲間たちから「兄貴ならラクサス」と言われることがあり、ラクサス自身は知らないが十分な兄貴素質。
「…ギルダーツは無理か…」
次に思い浮かぶのは妖精の尻尾最強の魔道士、ギルダーツ・クライヴ。
今は超難関である100年クエストに出向いていることにより、今ではマスターにすることも難しい。
待つのもいいが、それは自身が倒れるのが先か。
「ミストガン…ディス・コミュニケーションの見本みたいな奴じゃ…」
ミストガン、ギルドでは顔が知られてない魔道士。
一応正体はギルドに入る時に教えてもらったものの、あちらからは「何時かはここから居なくなる」と言われているのもあり、そして他の者とコミュニケーションがないことでアウト。
「…だとするとまだ若いが…エルザ…」
みんなをまとめるその行動力、そしてカリスマ。エルザ・スカーレットはそれを十分にある。
実力はこれから次第に上がることも期待はでき、何よりも真面目。
「…レッドは…いや、無理か」
レッド・パッペ。自分が拾
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ