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妖精の尻尾所属の戦闘民族(旧)
楽園の塔編
第23話 新たなチームの結成
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より刀の使い方がうまくてさ」

「重力を操る剣士、か?」

「そんな感じだな」

帰ってくる途中に出会った魔道士はレッドが好む重力を魔法として使う者。
それはつまり良き修行仲間にもなり得るものであり、そして剣士として巧さがあるならより一層修行の励みになる。

「…けど、まだオレたちよりも若いからまだまだ技術が足りない感じだったな」

「それはこれから次第…待て、まさかてめえ」

「おっ、分かったのかラクサス」

「修行を付けた…か」

「おう」

まだ未熟、ならば鍛えればそれは相手にとっていい経験にもなり、そしてレッドにとっては好都合のこと。
故に、相手を鍛えることにしたそうだ。

美味しく料理を作り、そして自分がそれを食す。

似ているようなのだが、レッド自身はそういうわけじゃない。

”只重力を操って、そのうえ刀で攻撃してくるのなら修行相手としてはいい”


「それにアイツ、才能もあるのか覚え込みが早くて早くて…いや、オレは剣とか使えないから実戦相手にしかならなかったけど」

「おい」

「剣を使う…ふむ、なら私が鍛え上げてみたほうが効率良さそうだな」

剣を使うことが多いエルザ。
換装魔法を使いあらゆる武器を熟すエルザは経験もあり、何より剣を好む。
故に剣術を教えるのならエルザのほうが適応なのは当然。

「オレもそう思ってよ、アイツを連れてこようと思ったけど…断れてな」

「なんだ、やはりレッドさんの修行には付いてこれなかったのか」

「そういう訳じゃない、アイツはむしろ積極的にやってくれたんだよ」

最初、レッド自身も断れると思いながら相手に提案したみたいだが、見事に賛成されてしまいそのまま修行を付けたとのこと。

「じゃ何故付いてこなかったんだ?」

「…アイツ、人探ししているみたいでよ…オレは帰りながらそれに手伝ってたんだ」

「人探し?」

「ああ、だから一つの場所に留まるよりも1日別の場所に行って修行をつけていたんだ」

「…ああ、つまりそいつはこのギルドに長く居るよりも1日でも早くその別のやつを探すことを選んだってわけか」

「まぁそういうこと…だからこの前別れてきたんだよ。抗争してるってのはミストガンに教えてもらってから飛んできたってところだな」

「そうか…ん?ミストガン?」

レッドの口から出たある魔道士の名前を聞き、エルザは疑問を持つ。
何故、自分がまだ顔を合わせていないもう一人のS級をレッドからその名前が出たのか。

「…あれ、今ミストガンとペアを組んでること言ってなかったか?」

「聞いてないんだが!?」

「…オレは知っ
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