十二章『予想外』
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
狩り場でも柔らかい態度を崩さないプルルート。一方勇次郎と良之助はプルルートに着いて行きながら森の様子を探っていた。
「エリア5は森の中になりますがそれほど木はなく、広いので大型モンスターと戦いやすい場所となっています。逆に言えば大型モンスターがよく足を運ぶところとも言いますけどね」
プルルートが倒れたユクモの木を大型ナイフで剥ぎ取る音のみが聞こえるなか勇次郎はある気配を感じとる。ここにはつい先程までなにかがいた感じだ。
するとあるもの良之助は発見した。
「プルルート、勇次郎さんあれ!」
良之助はある大きな木を指差した。その木には大きな傷跡が。
「わ〜、この大きな傷ってもしかして〜」
「・・・ついてないな」
頭をあげたまま抱えながら傷跡を見つめて何者かを予想する良之助。
その傷跡に勇次郎は興味津々だった。
「りょうくん、あの傷跡ってわかる〜?」
「たぶん、《リオレイア》だ」
「リオレイア〜!?それってけっこうまずいよ〜」
「まったくだ、今回は採取しに来ただけだからとっとと帰りたいのだが・・・」
この渓流はユクモ村から比較的近いため狩人だけでなく林業の人間なども狩人でない者も来ることがある。
ゆえに万が一なにも事情のしらない者が今の渓流に入ったら襲われる可能性があるということだ。それに・・・
「プルルートも採取をまだやりたいんだろ?」
「うん・・・せっかく来たんだから採れるところまで採りたいな〜」
ベルナ村からせっかく来たのでこのまま帰るのは個人的にも申し訳なかった。がある問題が・・・
「あっ勇次郎さんどこへ!?」
勝手に川方面のエリア6に行こうとする勇次郎。そしてかれは首を振り向き様にこう言った。
「そいつに会ってくる」
「えぇ〜〜〜!!?!」
「あちゃ・・・」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
再び古代林、エリア2と4の間
独歩の『ここにいるだけじゃつまらねえからとりあえずいってみっか』の一言でストライダムに報告もせず森の中を歩く刃牙たち。
「・・・・・神秘的っすね」
「・・・・・・・・楽しみを押さえきれないようだな刃牙さん」
「そりゃ・・・そうっすよ」
「・・・・・刃牙さん、実は今私の心は子供が楽しみにしているような気分をしているんだ」
「へぇ・・・列さんもやっぱそう思うんだ・・・」
「かつてのピクルと同じ体験を出来るだなんてな・・・よく考えなくともヤベェよな」
大きな期
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ