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繰リ返ス世界デ最高ノ結末ヲ
04.猫達DEデスゲーム。
第6回 葉月、ラッキーだったな
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 1人目の死亡者を琴葉にしてやるために屋敷を探索していたときだった。黒猫のボスに出会い、そのまま「琴葉を徹底的に潰してみたい」と意気投合し、現在共に行動している。

 だが、俺達が琴葉を殺す前に、プレイヤー6とプレイヤー7がプレイヤー2に殺されてしまった。これでプレイヤー2が琴葉だと分かり、更に敵も減ったが、気に入らない。
 次は、と思ってまた探索するが、琴葉を見付ける前にプレイヤー8がプレイヤー5に殺されてしまった。

 フランと共に唸っていると、また封筒が落ちてきて、またかと思った。が、それは殺し屋が設置されたという内容で、他にカードが入っていた。フランもだ。どうやら、殺し屋を消すのにこのカードが必要らしいのだ。
 殺し屋は鍵の掛かった部屋には入れないという事も書いてあったので、急いで制御端末を見付けつつ、部屋の鍵を外側から閉めていく。

 これは来た、と思いつつ、見付けた制御端末のある部屋の鍵を掛けようとしたとき、ギャアアと絶叫が聞こえた。窓から外を覗いてみると、そこには10人の殺し屋に追われる、琴葉と他に3人の姿が。
 フランと共に腹を抱えて笑いつつ、その他3人の救出のため窓から飛び降り、向かうであろう屋敷の入り口まで行く。そして、すぐに花畑に隠れた。
 読み通り琴葉達は入り口まで走って来て、そしてまた絶叫。どうやら、玄関に新たに20人の殺し屋が配置されたらしい。

 詰んだ、と叫んでいるのをフランと共に苦笑いで見ながら、茎の間から腕を伸ばす。そして、俺は2人、フランは1人の背中を掴み、一気に花畑に引き摺り込んだ。

「と言うのが今までの流れだ。ラッキーだったな、お前ら」
「にしても、どうして殺し屋なんかを怖がっているんだい?」

 すると、白髪のヤツがポツリと言う。

「僕は見てしまったんです。………奴らが……何故か興奮しているところを」
「それは本当かい? 如月君」

 次は眼鏡のヤツが。

「ちょっと、マジでヤバかったです。表情から……全て………」
「水城君もか」

 最後に手に短剣を握った女が。

「捕まったら……終わる気がしたので………死ぬとかじゃ無くて」
「七星君まで、ねぇ」

 ふむふむ、と呟くフランと共に、俺はこの3人を鍵付きの部屋に向かわせようと、声を出そうとしたときだった。

「馬鹿葉月ィイイイイイイイイ!!!!」

 琴葉が叫ぶ。どうやら、気付いているようだった。

「あんのクソ馬鹿とフランさんが手ェ組んだらそれこそバランス崩壊だろ阿呆ゲームマスター!! 実際もうバランス崩壊起こってんだよどうすんだよオイ!! あの2人によって既にこのゲーム終了に向かってんですけど考えろやオイこの野郎!!! 後でマジ覚悟しとけグレースぅぅううううううう!!!!」


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