暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2119話
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して欲しいという事は、ザビ家にセイラの件を知られでもしたのか?
 一瞬そう思うが、それならもうエデンに諜報部の者達が突入してきてもおかしくはない。

「何があった? 取りあえずザビ家が何か仕掛けてきた……って訳じゃなさそうだけど」

 俺の口から出た言葉に、他の面々……特にラル隊の者達が安堵する。
 ラルからの緊急の連絡という事で、もしかしたらという思いもあったのだろう。
 取りあえず緊急の危険はない事に安堵した面々を見ながら、改めてラルの話を窺う。
 いっそ映像を出しての通信にしようかと思ったのだが、万が一何も知らない奴に見られたら色々と危険だというのは間違いないので、そのような真似をする事も出来ない。

『今日、儂がダグラス大佐と会う事になっていたのは知っているか?』
「ああ、聞いている」

 もしかして、そのダグラスという人物がラルを何らかの罠に嵌めたのか?
 一瞬そうも思ったが、ラルの声音を聞く限りではそんな様子はないらしい。

『ダグラス大佐から、相談を受けた。それの解決に手を貸して貰えれば、例の件にも協力してくれると確約してくれた。それどころか、部隊丸ごと仲間に出来る可能性が高い』

 例の件と話を誤魔化したのは、セイラの名前を口にしたり、ルナ・ジオンという名称を口にしない方がいいと判断した為だろう。
 ダグラス大佐以外に部隊そのものも引き込める、か。
 となると……それをどうにかした方がいいのは間違いないな。

「分かった。これからすぐにそっちに行くから、どこか分かりやすい目印を教えてくれ」
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