【寄る辺ない気持ち】
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「ヒマワリが……そんな事言ってたのか……。ネジとハナビだから、話せたんだろうな……」
ナルトは苦しげな表情になる。
「ヒナタの自分本位なとこ……、ほんとに昔っから変わってねぇんだよな。俺の事も結局信じてくれてねぇっつーか……。信じてくれてたら、あの場は俺に任せてヒマワリの事守ってるはずなんだ。流石に子供の事はちゃんと考えてほしいんだけどよ……まぁ俺だって人の事言えねぇ部分はあっけど」
「こんな事を言ってしまうのは酷かもしれないが……、ヒナタは母親にはなりきれないのだと思う。ナルトの前では、未だに一人の女としてしかいられないんだろう」
「あぁ、それな……。今一度ちゃんと話し合っとかねぇとな」
「何なら、俺から言って聴かせるか?」
「……いや、今度二人でじっくり話せる時に俺から直に言って聴かせる。影分身じゃ説得力ねぇしな……。すまねぇなネジ、いっつも心配かけて」
「それくらい構わない。……心配くらいはさせてくれ」
「おう、ありがとな義兄(にい)ちゃん。……そんじゃ、本体に戻って仕事に専念するってばよ!」
ボンッといつもの音を立て、ネジの家からナルトの影分身は消えた。
《終》
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