暁 〜小説投稿サイト〜
NARUTO日向ネジ短篇
【寄る辺ない気持ち】
[4/4]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話




「ヒマワリが……そんな事言ってたのか……。ネジとハナビだから、話せたんだろうな……」

 ナルトは苦しげな表情になる。

「ヒナタの自分本位なとこ……、ほんとに昔っから変わってねぇんだよな。俺の事も結局信じてくれてねぇっつーか……。信じてくれてたら、あの場は俺に任せてヒマワリの事守ってるはずなんだ。流石に子供の事はちゃんと考えてほしいんだけどよ……まぁ俺だって人の事言えねぇ部分はあっけど」

「こんな事を言ってしまうのは酷かもしれないが……、ヒナタは母親にはなりきれないのだと思う。ナルトの前では、未だに一人の女としてしかいられないんだろう」

「あぁ、それな……。今一度ちゃんと話し合っとかねぇとな」

「何なら、俺から言って聴かせるか?」

「……いや、今度二人でじっくり話せる時に俺から直に言って聴かせる。影分身じゃ説得力ねぇしな……。すまねぇなネジ、いっつも心配かけて」

「それくらい構わない。……心配くらいはさせてくれ」

「おう、ありがとな義兄(にい)ちゃん。……そんじゃ、本体に戻って仕事に専念するってばよ!」

 ボンッといつもの音を立て、ネジの家からナルトの影分身は消えた。



《終》



[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ