機動戦士ガンダム
2118話
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
っちだろうな。もっとも、素の実力でもトップ近くにいてもおかしくはないだろうけど」
何だかんだと、ザビ家というのは優秀な人材が多い。
ギレン、キシリア、ドズル。
本来ならサスロとかいう男がもう1人いたらしいが、こちらはもう死んでいる。
死んでいるが……実力はあったらしい。
「セイラは……いや、小さい頃だし、会っても覚えている事はないか」
ジオン・ズム・ダイクンの娘であるセイラと、デギン・ソド・ザビの息子であるガルマ。
恐らく……いや、間違いなくこの2人は小さい頃に会っていると思うのだが、その頃のセイラの年齢を考えれば、それを覚えていろという方が無理だろう。
実際、セイラは俺の言葉に首を横に振ってそれを否定したのだから。
「会った事はあると思うけど、残念ながらしっかりとは覚えていないわ」
「だろうな。俺も無理にとは言わないよ。ニュータイプに覚醒したんだから、もしかしてとは思ったけど」
「あのね、ニュータイプは超能力者じゃないのよ? いえ、超能力者という意味だと、それこそアクセルの方がそれに相応しいじゃない」
そう言われれば、念動力という能力を持っている俺としては何とも言えない。
エデンのカウンターに置いてあったコップを念動力で持ち上げて、そのままセイラの前に移動させる。
……何人かは、俺が念動力を持つというのを知ってはいたが、話を聞いていただけで、実際にそれを見るのが初めてだったらしい。
キャメロン姉妹も、大きく目を見開いて俺に視線を向けていた。
セイラと接した事により、俺のニュータイプ能力は限界を超えて上がった。
このまま行けば……
「あ」
ふと、アムロの事を思い出して、俺は自分でも分かるくらい間の抜けた声を上げるのだった。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ