暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2118話
[4/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
と驚く。
 いやまぁ、ジオンにしてみれば結構な戦力を投入した作戦だったから、成功したのは特におかしくは思わない。
 だが、まさかたった2日で成功させるというのは、予想外だった。
 てっきり、1週間近くは掛かると思ったんだが……これもMSの優位性を示しているのか。

「こちらに入ってきている情報によると、闇夜のフェンリル隊もかなり活躍したらしい」

 そう言ってラルが嬉しそうにするのは、親友のゲラートが活躍したからこそだろう。
 にしても、もう北米を制圧したのか。
 シーマ艦隊が……正確には、俺とガトーが協力した事が関係していたりするのか?
 ふとそんな疑問を抱いたが、考えてみれば戦闘が起きたのは北米であって、宇宙での戦闘がそこまで影響するとは思えない。
 ルナツーの艦隊がかなり大きな被害を受けたのは間違いないだろうが。
 連邦軍が具体的にどれだけの軍艦やら戦闘機やらの生産能力を持っているのかは分からない。
 ただ、地球上空の制宙権を半ばジオンに握られてしまっている以上、地球で建設して宇宙まで持ってくるというのは、ちょっと難しいだろう。
 そうなると、ルナツーで作るしかないんだが……ルナツーは元々資源採掘用の小惑星だけあって、資源に困る事はない筈だ。……多分。
 それでも今回の北米降下作戦において被った被害はかなりのものになる以上、そう簡単に失った戦力を補充するのも難しい。
 それに、宇宙での戦闘は余程の幸運がない限り、負け=死という事になる。
 腕利きのパイロット達も、間違いなくあの戦いでかなり減っている筈だ。
 ……それでも一定以上の技量を持つ軍人がまだまだいる辺り、連邦軍の底力、ジオンとの国力の差というものを感じてしまうが。

「地球侵攻軍の司令官は、ガルマ・ザビだったよな? 俺は結局会った事がないけど、どんな奴か知ってるか?」

 一応地球侵攻軍は、命令系統上では突撃機動軍の指揮下という事になっている。
 だが、親衛隊やら名家の出やらならともかく、俺は……いや、エンデュミオンの鷹、ムウ・ラ・フラガ少尉は悪名高いシーマ艦隊の所属だ。
 そうなれば、当然のようにザビ家の御曹司と面会出来るような機会など、ある筈もない。
 闇夜のフェンリル隊と会った会議にも、いなかったみたいだし。

「噂では、優秀だという話ですね。……士官学校を卒業した時も、その……主席だったらしいですし」

 ルルーがどこか言いにくそうにしながらセイラに視線を向けたのは、シャアとキャスバルが同一人物の可能性が非常に高いと理解しているからだろう。
 キャメロン姉妹を引き込んだのがセイラやラル達だと考えると、その辺の事情はもう説明してあるといったところか。

「実力があって主席になったのか、もしくはシャアに主席を譲られたのか……ど
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ