機動戦士ガンダム
2117話
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も、前もってそういうのに慣れておくというのは必要なのだ。
「む、むぅ……そう言われれば、そうなのか?」
「酒と女に自信があるというのなら、その辺は問題ないかもしれないけどな」
そう告げると、アコースを含めたラル隊の面々が微妙な表情を浮かべる。
エデンという酒場を溜まり場にしているくらいだから、当然酒については強い自信を持っているのだろう。
だが、女となれば……ラル隊に置ける女の知り合いとなると、それこそエデンで働いているハモンくらいだ。
とはいえ、ハモンは美人と表現するのが相応しい顔立ちをしているから、ハモンに見慣れていれば、そう簡単にハニートラップの類に引っ掛かったりはしないだろう。
……そんな状況でもこうしてラル隊の面々が照れているのは、レモン達全員が種類は違えど美人と呼ぶに相応しいからか。
「とにかく、これからルナ・ジオン建国までの間に、俺達もかなり激しい動きを見せる事になる。そうである以上絶対に他人から注目を集める事になる筈だ」
「はっ、それくらいなら特に問題ねえよ。俺達はラル隊って事で、色々な目を向けられてきたからな。それでもラル大尉と一緒にいたい奴だけが、こうしてラル隊って場所にいるんだからよ」
アコースではない、別のラル隊の男がそう言い、他の者達もそれに同意するように頷いていた。
取りあえずラルは……仲間には恵まれたみたいだな。
今はもう潰れたが名家の家の出で、本人は異名が広く知れ渡っている凄腕のMSパイロット。それでいてハモンのような美人の恋人がいて、部下にも慕われている。
……あれ? もしかしてラルってUC世界ではかなりの勝ち組なんじゃないか?
ふと、そんな風に思うのだった。
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