機動戦士ガンダム
2117話
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らか?
そんな疑問を抱くが、恐らくは何か訳ありなのだろうから、わざわざそれを聞く必要はないか。
「何だ?」
「彼女はその……そんなに有名な人なのですか?」
「あー……そうだな。UC世界の人間で、しかも今日このホワイトスターに来たばかりだと、分からなくても当然か」
そう言えばホワイトスターの存在にそこまで驚いた様子を見せていないのは、元々の性格からなのか、それとも単純に俺が魔法球の中にいる間に散々驚いたからなのか。
何となく後者のような気がするな。
ともあれ、姉のルルーも俺に説明を求める視線を向けてきているし、セイラがシェリルに演技指導を受けている間は暇というのもあるらしいから、その辺を少し話すのは問題ないか。
「このホワイトスターがハブ的な役割をして、他の世界と繋がっているというのは、もう聞いているな?」
「あ、はい。その……アクセル代表が私達を任せたイザークさんから」
さすがツンデレとして名高いイザーク。
仕事はきっちりとやっていたか。
「そうして繋がっている世界は幾つもあるが、シャドウミラーは例外として、その中で恐らく最も高い技術を持っている国が銀河系規模で移民をしているマクロス世界だ。そのマクロス世界において、シェリルは人が移住している場所でなら毎日1度は必ずその歌を聴くと言われていた程の歌手だ」
もっとも、それはあくまでも以前の話で、シャドウミラーに所属した事によりマクロス世界以外でも歌手として活動するようになった為に、相対的にマクロス世界での活動は少なくなっていったのだが。
それでも新曲を発表するとランキングでは1位の常連になるというのだから、シェリルの影響力の高さというのは凄い。
「それ程に……」
「お前達もセイラの部下としてルナ・ジオンで働く以上、そういう相手にも慣れて貰う事になると思うぞ。UC世界で俺達と繋がりがあるのは、ルナ・ジオンって事になるんだからな。そうなると、ホワイトスターで行われるトップ会談では、他の世界の代表と真っ向から向き合うような事にもなりかねないし」
まぁ、基本的に会議に参加するのはセイラだけだし、その会議も通信を使ってのものなのだが。
とはいえ、それはあくまでも普通の状況であれば、の話だ。
今までがそうだったからといって、これからもずっと同じような事が続くとは限らない。
特にこのUC世界においては、今まで異世界でやってきたのとは若干違う形で干渉していく事になる。
ギアス世界でやったのが近いが……それを何倍も大規模にして行われる事だ。
特に地球ではなく月で建国をし、更にはその首都たるクレイドルにはマクロス世界やら何やらから植物や動物、魚、鳥……様々な生物を運ぶ必要があった。
そう考えれば、やはり前代未聞と言ってもいい
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