第三章
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「東の方の国々ではお米を食べるそうなの」
「麦じゃなくてだね」
「それでお米をね」
「その水田って場所で育ててるんだ」
「そうして秋になったらお米が実ってそれを刈って食べるの」
「そこは麦と一緒だね」
このことはピーターも察しました。
「そうだね」
「そうよ、そこは一緒よ」
お米も麦もというのです。
「そうして食べるの」
「秋になると刈って」
「そうしてね。それであの場所はね」
「水田っていう場所なんだね」
「そうだと思うわ、お母さんが聞いた限りだと」
「そしてあの植物はお米だね」
「そうだと思うわ」
お母さんはピーターに答えました、ピーターはお母さんのお話を基地絵から今度は学校で狐の先生に尋ねました、すると実際にでした。
先生はピーター達生徒をそこまで連れて来て説明しました、ここは水田という場所でそこにある植物はお米というものだと。そのお話をしつつ先生は言いました。
「イギリスでもお米を作るなんてね」
「昔はなかったんですよね」
「畑しかなかったよ」
人間が自分達の主食を作る場所はです。
「麦やジャガイモのね」
「そうだったんですね」
「まさかイギリスでも出来るなんて」
「先生も驚いていますか」
「うん、けれど君達はこの植物の茎をかを食べたりしないからここにいる人間達は君達がここに来ても何もしないよ」
田んぼを荒らしたりしないからというのです。
「だから安心してね」
「ここで遊んでいいんですね」
「いいよ」
先生はピーターににこりと答えてそれと共に皆にお話しました。
「お水に入ったら人間達も怒るだろうけれどね」
「それはどうしてですか?」
「そこに大切なお米があるからだよ」
水田の中にというのです。
「だからだよ」
「僕達がお水の中に入ったらですか」
「その時は人間達も怒るよ。けれど君達も入らないよね」
先生は皆にこのことを確認しました。
「特に」
「はい、中に入ったら濡れますし」
「お水の下は泥だから汚れますし」
「この中には入らないです」
「水田の中には」
皆もこう答えます。
「食べるものもないですし」
「それじゃあ」
「そう、マクレガーさんが君達を見たら怒るのは君達がマクレガーさんが自分の畑で育てているお野菜を食べるからだよ」
先生はマクレガーさんのお話もしました。
「君達がお野菜を食べないならね」
「マクレガーさんもですか」
「僕達に何もしないんですか」
「現に犬や猫の子達には何もしないね」
お野菜を食べない彼等にはというのです。
「中に入って畑を踏み荒らしたりしない限り」
「そういえばそうですね」
「マクレガーさんは犬や猫の子には怒らないです」
「畑を踏み荒らさない限り」
「そうでもしないと」
「そうだ
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