第五幕その七
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「そうだし」
「どんな色もオズの国では受け入れられる」
ジョージの言葉はしみじみとしたものでした。
「そして人も生きものも」
「だからあたしだっているのよ」
ガラスの猫はそのガラスの身体で五人に言いました。
「外の世界では絶対にいないわね」
「あたしだってね」
つぎはぎ娘は今もくるくる動いています、そうしながらあちこちの生きものを見てもいます。
「外の世界にはいないわね」
「オズの国ーーではーーです」
チクタクが言うことはといいますと。
「受け入れーーられないーーものはーーありまーーせん」
「そうそう、魔法も科学も錬金術もね」
ガラスの猫は外の世界ではお伽の話とされるものも含めてお話します。
「全部ある国だしね」
「じゃあ超能力も?」
「あるわよ、あと仙術とかもね」
中国のそうした力もというのです。
「あるし」
「そうなのね」
「ええ、仙人さんもいるから」
ナターシャにお話するのでした。
「中国のね」
「ああ、今のアメリカには中国も入っているから」
「陰陽術もあるし」
「日本もあって」
「陰陽師の人もいて忍者もいるわよ」
「忍術もあるのね」
恵梨香は興味深そうに述べました。
「そちらも」
「そうよ、忍者の人もいるからね」
「本当にどんなものもあるのね」
「その通りよ、まあ忍者の人はね」
笑ってお話するガラスの猫でした。
「もう妖術使いみたいなものよ」
「っていうと」
忍者が妖術使いと聞いてナターシャはあることがわかりました、そのわかったことは一体何かといいますと。
「妖術使いの人もオズの国にはいるのね」
「中国のね」
「それでオズの国の忍術も」
「蝦蟇を使ったり変身したりしてね」
「そうしてなの」
「楽しんでいるのよ」
そうした忍術を使ってというのです。
「いつもね」
「そうなのね」
「私は忍術は使えないけれど」
オズマも忍術そして忍者についてお話します。
「面白い術よね」
「その妖術みたいな忍術も」
「本来の忍術もね」
そちらもというのです。
「面白いわね」
「手裏剣やマキビシを使って跳んだり隠れたり」
「そうした術もね」
「面白いですか」
「こうした術は魔法じゃないけれど」
忍術や陰陽術、妖術や仙術はです。
「やっぱり悪用したら駄目だから」
「使う人についてはですね」
「制限をしてるの」
「忍術は忍者の人達だけですか」
「ええ、使える様にしているの」
オズの国の法律でそうしているというのです。
「ああした術は使うと危ないでしょ」
「悪用しますと」
「だからそこはちゃんとしてるの」
「仙人も悪いことすると大変ですからね」
中国人の神宝はこのことがよくわかっています。
「小説とかでも
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