第二章
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「タイトルも甘い感じだな」
「御前お菓子好きだしな」
「ああ、恋愛ものか?」
「そうじゃないのか?」
日向もこう返した。
「俺この作品読んだことないけれどな」
「恋愛ものか」
「ああ、ただな」
日向も表紙を見て述べた。
「最近男同士でもな」
「恋愛あるのか?」
「そんな漫画やアニメもあってな」
「この漫画見るとな」
如月はその可愛らしい漫画の表紙をさらに見て日向に話した、事務所の中で今は和気藹々とした感じの中にいる。
「女の子同士か」
「そうみたいだな」
「可愛い女子高生と小学生位の娘か」
「これやばいんじゃないかな」
マネージャーがここで言ってきた。
「ひょっとして」
「何でですか?」
「何で危ないんですか?」
「だって高校生と小学生だよ」
マネージャーが言うのは年齢の話だった。
「それならね」
「あっ、年齢的にですか」
「危ないですか」
「小学生に手を出したら」
どうなるかとだ、マネージャーは言うのだった。
「犯罪だよ、リアルでね」
「別にそうしたことにないと」
「いいんじゃないですか?」
二人はマネージャーのその言葉に冷静に述べた。
「そうならないと」
「別に」
「そうかな」
「ええ、それに女の子同士なら」
「まあそういうこともないかと」
「男女ならともかく」
「男同士でもいい加減になるみたいだし」
「そうなのかな、まあとにかくね」
さらに言うマネージャーだった。
「小学生はどうかって思ったけれどね」
「別にハードでないといいと思いますよ」
「そうした漫画みたいじゃないと」
「それもそうかな、まあとにかく可愛い絵柄だね」
マネージャーもこのことを認めた、確かに絵柄はかなり可愛く美少女漫画と言っても充分以上に通じる。
「じゃあ読んでみる?」
「はい、そうしましょう」
「面白そうですしね」
こうしてだ、二人はその漫画を読みはじめた。最初に如月が読んだが。
如月は読み終わってだ、即座にだった。
絶望を味わった顔になってだ、こう言った。
「最悪だ、読むんじゃなかった」
「えっ、どうしたんだよ」
「何があったのかな」
「この漫画読まない方がいいからな」
こう言ってだ、如月はその漫画を日向にそそくさと渡した、それで日向は怪訝な顔になってであった。
彼も読んだ、そして読み終わってから言った。
「これ凄いな」
「あれっ、この漫画は」
マネージャーは自分のスマホを使って検索しつつ言った。
「恋愛漫画じゃないね」
「これホラー漫画ですよ」
日向も言ってきた。
「幽霊とか妖怪出ないですけれど」
「おかしな人達が出ている」
「サイコだね」
どういったホラーかとだ、マネージャーも言った。
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