第56話
[8/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
知ったら、その場面を写真に撮れなかった事に物凄く悔しがるのじゃないかしら?」
「あー……確かにあの姉さんなら、本気で悔しがるだろうな………――――って、今気づいたけどオッサン、武器は大丈夫なのか?片方の相手は幽霊なんだから、幽霊相手に普通の武器だとほとんど攻撃が効かねぇぞ?」
二人の握手を見てある事を推測したエルファティシアに視線を向けられたランディは苦笑しながらグレイスが悔しがっている様子を思い浮かべた後ある事に気づいてアリオスに訊ねた。
「その心配は無用だ。―――――利剣『神風』。ヴァイスハイト皇帝より依頼されたディオン三姉妹が俺の為にわざわざ鍛え上げた”太刀”で、俺にこの太刀を授けたディオン三姉妹の説明によると”魔”の存在に対して絶大な威力を発揮する退魔の太刀との事だ。」
「セティさん達が………」
「………確かにその”太刀”にもとんでもない霊力が秘められているみたいね。―――それこそエマ達が殲滅天使から貰った”匠王”自らが鍛え上げた武装同様”古代遺物”クラスのとんでもない霊力が感じられるわ。」
「ええ…………一体どんな製法で、こんなとてつもない武装を鍛え上げる事ができるのかしら、ウィルフレド様達は………」
「うふふ、さすが”工匠”ね♪」
ランディの質問に対して答えたアリオスは自身の得物である太刀を鞘から抜いてリィン達に見せて説明し、アリオスの説明を聞いたアリサは驚き、目を細めて呟いたセリーヌの言葉に頷いたエマは考え込み、レンは小悪魔な笑みを浮かべていた。
「――――ランディ。正直役不足だと思っているが………”ランディ達”の代役、俺達”Z組”と”特務部隊”が務めさせてもらう。」
そしてランディの正面に身体を向けたリィンは決意の表情で答え、リィンの言葉にランディが驚いている中アリサ達はそれぞれ頷いた。
「リィン君、みんなも………」
「はは………―――生徒達は任せてくれ。通信やクロスベル政府の動き、装備の改良だったらティオすけやお嬢、それにセティちゃん達も最大限協力してくれるはずだ。だから頼む――――”俺達”の代わりにどうか事件を解決してくれ!」
その様子をトワが驚きの様子で見守っている中ランディは苦笑した後リィン達に自分達―――”特務支援課”の”想い”を託し
「頼まれました!」
託されたリィン達はそれぞれ力強く頷いた。
その後――――トワ達が生徒達に今後の動きについて説明している中、リィンは新Z組のメンバーを呼び集めた。
〜デアフリンガー号・3号車〜
「……………」
「教官……行くんですね。」
「昨夜、オルキスタワーの屋上に現れた”結社”の二人と”神機”を何と
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ