第56話
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がありますから、それを考えるとそれ程おかしくはないかと。」
エルファティシアの説明を聞いたエリゼは驚き、マキアスは疲れた表情で溜息を吐き、シャロンは苦笑しながら答えた。
「……ん?おい、ちょっと待て。エルファティシアちゃん、さっき”黒の競売会でやり合ったマフィアの若頭同様”アリオスのオッサンを一時的に釈放したって言ったよな?って事は、まさかとは思うが”キリングベア”の野郎も……!」
「ええ、今はオルディスにいるロイド達の協力者の一人として、ロイド達と共にいるわ。ちなみにロイドの話だと、割と協力的な態度を取っているとの事よ。」
「犯罪者を”減刑”と引き換えに協力者として事件解決の為に協力させている事も驚きですけど、その犯罪者が協力的なのも驚きですね。」
「まあ、自身の働き次第でどれだけ”減刑”されるかにも直結しますから、自分だけでなく部下や上司であるマルコーニの罪を少しでも減らすためにも協力的な態度を取っているのでしょうね。」
ある事に気づいたランディはエルファティシアに確認し、エルファティシアは苦笑しながら答え、話を聞いていたセシリアとサフィナはそれぞれ苦笑し
「マジかよ、オイ………ったく、そこの仮面のオッサンと比べればまだ常識を弁えている方だと思っていたが、結局はあのリア充皇帝も仮面のオッサンと”同類”じゃねぇか!?」
「クク、ヴァイスハイトは何といってもこのオレサマが唯一”永遠の好敵手”と認めた男だからな!常識というつまらねぇ”壁”なんてかる〜く、ブチ破って当然だぜ?だぁっはっはっはっ!」
エルファティシアの答えを聞いたランディは疲れた表情で肩を落としてランドロスに視線を向け、視線を向けられたランドロスは口元に笑みを浮かべた後豪快に笑い、その様子を見守っていたリィン達は冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
(えっと……その”キリングベア”って何者なのかしら?)
(わたくしもロイドさん達からその方の事を聞いた程度で実際に会った事があるのは一度だけなのですが………”キリングベア”という二つ名を持つ方――――ガルシア・ロッシという方はかつてクロスベルの裏世界を牛耳っていたマフィア―――”ルバーチェ商会”の若頭さんで、元”西風の旅団”の猟兵で、しかも”部隊長”すわ。)
(ええっ!?フィーちゃんがいた猟兵団――――”西風の旅団”の……!?)
(それも”部隊長”という事は、”連隊長”の”罠使い”や”破壊獣”と並ぶ使い手なのかもしれませんわね。)
(し、しかも”ルバーチェ商会”ってエレボニア人の僕達でも知っている程の有名なマフィアだぞ!?確か連中は2年前のD∴G教団事件に深く関わっていたから、逮捕されたらしいけど……)
(”風の剣聖”の件といい、そんな大事件の
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