第56話
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当効果的でしたわ。」
エルファティシアの答えを聞いたセリーヌは納得した様子で頷き、セリーヌの言葉に続くようにシャロンは静かな表情で自身の武装を取り出して呟いた。
「うふふ、亡霊になった事で亡霊特有の弱点である”神聖属性”が弱点になった”劫炎”にとって強力な”神聖属性”の魔術の使い手であるエルファティシアお姉さんは”天敵”のような存在でしょうね。――――それにしても、このタイミングで特務支援課出身のエルファティシアお姉さんを加勢させるなんてヴァイスお兄さんは見事にエレボニア帝国政府に対しての”反撃”をしたわね♪」
「……………」
「レ、レン教官………」
意味ありげな笑みを浮かべたレンに視線を向けられたミハイル少佐は複雑そうな表情で黙り込み、その様子を見たトワは不安そうな表情をし
「だぁっはっはっはっ!このタイミングでエレボニアに対して反撃をするとは、さすがはヴァイスハイトだ!」
「ハハ……まさかここで俺達の代わりにエルファティシアちゃんを投入するとはな……ちなみにエルファティシアちゃん一人でこの演習地に来たのかい?」
ランドロスが豪快に笑っている中ランディは苦笑した後エルファティシアに訊ねた。
「いえ、私の護衛兼私同様リィン達の”助っ人”を命じられた人物と共にこの演習地に来たわ。」
「え……クロスベルからの協力者がまだおられるのですか?一体どなたが……」
「もしかしてその方も”特務支援課”に縁のある方なのでしょうか?」
エルファティシアの答えが気になったエリゼは不思議そうな表情をし、アルフィンがエルファティシアに訊ねたその時
「ふふっ、”縁”というよりも”因縁”というべきかもしれないがな。」
黒髪の長髪の男性がブリーフィングルームに入って来た!
「な――――」
「ええっ!?ど、どうして貴方がここに……!?」
「ほう〜?」
「おいおい………あのリア充皇帝は何を考えていやがるんだ……?」
「クスクス、確かに”特務支援課”と”因縁”があるという言葉は間違っていないわね♪」
黒髪の長髪の男性の登場にリィンは驚きのあまり絶句し、セレーネは驚きの声を上げ、ランドロスは興味ありげな様子で男性を見つめ、ランディは疲れた表情で呟き、レンは小悪魔な笑みを浮かべ
「バ、バカな……貴様は元クロスベル国防軍長官―――――”風の剣聖”アリオス・マクレイン………!クロスベル動乱後逮捕され、拘置所で服役中の貴様が何故この場に……!?」
ミハイル少佐は信じられない表情で声を上げた後黒髪の長髪の男性―――――かつて1年半前に起こった”クロスベル動乱”の主犯格の一人にして、元A級正遊撃士であり、リィンの剣術の流派――――”八葉一刀流”の皆
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