第56話
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太刀させて頂きます。」
「シルヴァン陛下からも私達の加勢は許可されていますから、遠慮なく私達も戦力として数えて貰って構いませんよ。」
「ありがとうございます。お二人共、改めてよろしくお願いします。」
サフィナとセシリアの協力の申し出にリィンは会釈をし
「兄様。私とアルフィンも加勢させて頂きます。私達はその為にもサンドロッド卿に鍛えて頂いたのですから………」
「後方からの援護はお任せください。それにいざとなったらベルフェゴールさん達にも加勢して頂きますわ。」
「ああ、二人共期待している。――――構いませんね、ミハイル少佐?」
エリゼとアルフィンの申し出にも頷いたリィンはミハイル少佐に確認した。
「……勝手にするがいい。オルランド”准佐”とランドロス教官。君達の同行は許可できないが。」
「…………。」
「へーへー、言われなくてもわかっているぜ。」
ミハイル少佐に視線を向けられたランディは目を伏せて黙り込み、ランドロスはつまらなそうな様子で答えた。
「ま、何としても”特務支援課”を始めとしたクロスベルの英雄達にこれ以上活躍して欲しくないエレボニアとしては、絶対に認められないのでしょうね。」
するとその時女性の声が聞こえてきた後帽子を被ったエルフの女性がブリーフィングルームに入って来た。
「え、えっと、貴女は一体……?」
「あ、貴女は……!」
「何者だ。ここは関係者以外立入禁止――――」
エルフの女性の登場にトワが戸惑っている中セレーネは目を見開いて驚きの声を上げ、ミハイル少佐がエルフの女性に注意しようとしたその時
「残念ながら私も”関係者”なのよね〜♪―――――リィンにセレーネ、それにランディにとっての。」
「リ、リィンとセレーネ、それにランドルフさんの”関係者”、ですか?貴女は一体………」
エルフの女性がからかいの表情で答えてミハイル少佐の注意を制止し、エルフの女性の話を聞いたマキアスは戸惑いの表情でエルフの女性を見つめた。
「フフ…………―――――私の名前はエルファティシア・ノウゲート。クロスベル双皇帝が一人、ヴァイスハイト・ツェリンダーの側妃の一人で、かつて”特務支援課”に所属していたわ。よろしくね、トールズ第U分校と旧Z組のみんな♪」
「何……っ!?」
「ええっ!?と、”特務支援課”の……!?」
「そう言えばかつて”特務支援課”にはヴァイスハイト陛下を含めた3名のクロスベル皇族の関係者達も所属していた話は伺っていましたが、まさかエルファティシア皇妃陛下がその一人だったとは………」
「それにとんでもない霊力も秘めているわね………その耳といい、少なくてもアンタは異種族なんでしょう?」
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