暁 〜小説投稿サイト〜
提督はBarにいる。
淫乱ピンクとちょっとだけ技術的なお話。
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。だろうな、俺も無理だ。

「喉に詰まれば切開して摘出も出来ん。その時点で身体は艦娘への変異を遂げているからな。如何に艦娘でも窒息すれば死ぬ。……それでも、10人位は飲み込むのに成功したらしいがな」

「うえぇ、勇者ですねぇその10人は」

「だが、その先に進めた奴は居なかった」

「……そ、その先?」

「明石、口から入った固形物は何処に行く?」

「食道、胃、腸を通って排泄されますね」

「そうだ。核玉は胃酸では消化されない。どんなに遅い人間でも3日程で体外に排出された。問題はそこからだ」

 核玉の厄介な所は、生体認証機能があるところだ。一度使用した核玉は、同じ人間でなければその力を発揮しない。同じ身体を持つクローンでも、核玉の使い回しは不可能だ。

「艦娘としての錬度の情報は核玉に記憶される為、Aという核玉を使い、排出されたらそれを破棄してBという核玉に切り替えると、また錬度は1からという事になる」

「つまり?」

「排出された核玉を排泄物の中から掘り出し、洗浄・殺菌・消毒してもう一度飲むしかない」

「排泄って……下から?」

「下から。当然だろ」

 うっぷ、と明石が吐きそうになったのを堪えるようなアクションを見せる。そりゃ想像する奴が悪い。俺もなるべく頭に浮かべないように事務的に話してるから何とかなってるがな。

「流石に野球ボールが飲み込める猛者でも、一度ウ〇コまみれになった物は飲み込めなかったらしい」

「当たり前じゃないですか!」




「……はっ!?私、名案を思い付きました!上からが駄目なら下から入れれば良いじゃないですか!」

「はぁ!?馬鹿かお前は!何て恐ろしい事を考えやがる!」

 流石に野球のボールを尻の穴から入れるとか、無茶が過ぎるぞ!俺もアッー!なのは嫌だ。おれにソッチの趣味は無い。断じて無い。

「だって、今なら核玉の圧縮技術も進歩して、ビー玉位じゃないですか!座薬みたいな物ですよ……多分」

「座薬は溶けるだろ!?核玉は溶けないんだぞ!海上にいる間、腹の中にビー玉抱えてろってのか!?」

 もしそれを実行して、万が一海上で腹に力が入ったりして間違えて核玉が出たりしたら即座に艦娘の力は喪われ、艤装の重みで轟沈まっしぐらだ。とても現実的な手段じゃない。

「う〜ん、やっぱ無理かぁ」

「当たり前だバカ野郎。ほれ、とっとと書類の続き始めんぞ」

「へ〜い」





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