機動戦士ガンダム
2113話
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の視線をこちらに向けてくる。
「サラミス級やマゼラン級、コロンブス級を合わせて10隻単位で失ってるんだよ? 幾ら連邦軍でも、そう簡単に戦力を補充は出来ないさ。もっとも、時間があれば容易に補充出来るという事でもあるんだけどね」
「その辺り、ジオン公国にはどうしようもないよな」
幾ら必死に戦って連邦軍の戦力を減らしても、多少時間が経てばまたそれは復活するのだ。
そして連邦軍との戦いでは、ジオン軍だって無傷という訳にはいかない。
そうなると、ジリジリと戦力差は開いていく事になり……結果として、ジオン軍は時間が進めば進むだけ不利になっていく訳だ。
ジオン軍が勝つとすれば、戦艦や戦闘機といったハードウェアを狙うのではなく、それを操縦するソフトウェア……軍人を減らすという方法しかないだろうな。
これがシャドウミラーなら、それこそ物量で迎え撃っても質と量、両方で勝てるのだが。
だが、連邦軍の軍人を育てているのが地球である以上――当然ルナツーでもある程度育てているだろうが――ジオン軍はソフトウェアたる軍人をどうにかする事は出来ない。
これが、国力の差って奴か。
「まぁ、ジオン軍には精々頑張って貰えばいいさね。それこそ、ルナ・ジオンが形になるまでは……いや、建国宣言をしてからも、三つ巴という争いに持っていくのが最良だろうし」
「連邦とジオンが組んでルナ・ジオンに攻めてくるなんて事になったら、月の周囲に配置される要塞群が活躍する事になるだろうな」
一応ジオン軍でも、小惑星を使って現在ソロモンとかいう名前の要塞を作っているらしいが……何だかそういうのは、ジェネシス1発で破壊されてしまう事になりそうなんだよな。
そんな風に思いながら、俺はシーマと会話を続けるのだった。
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