15・アザゼル 登場
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のでさえ、四苦八苦していたのだから。
「それは当然よ」
「どういう事なの、黒歌?」
リアスは、一誠を心配しながらも、黒歌に聞いた。
「あの男は、大魔王サタンを名乗たとしても可笑しくない力を持っていたもの。そして、ある程度、力を持った魔族ともども、この世界から消えてしまった」
「超えてたってどういう事なんだ?」
「そのままよ。言った通りよ、一誠」
黒歌の話にかぶせるように、一誠は問いかけ、黒歌は、答えた。
「そこで、俺たちは、ある仮説を立てた」
アザゼルは、その場にいる全員を見渡した。
「が、一旦休憩としよう。リアス、お茶を頼むぜ」
アザゼルは、人を食ったような笑みでリアスに言った。
「な! なんで私が。貴方ね、私は理事長代理よ。お茶が飲みたければ、自分で煎れたらどう、アザゼル先生」
アザゼルを睨みつけてリアスは、皮肉を込めた。
「ははは。理事長代理なんか、お茶汲み係のようなものだろう」
アザゼルは、その皮肉に答えるように笑ってみせた。
「な、なんですって!!」
「ま、待ってください、部長」
リアスが切れかけたとこに、一誠が二人の間に入った。
「お茶なら、俺とアーシアが煎れますから。こんなところで、部長とアザゼル先生がぶつかったら、他の生徒達が被害を蒙りますよ」
一誠の言葉にリアスは、冷静さを取りも出した。
「そ、そうね。では、一誠、アーシア、頼むわね」
リアスに頼まれた一誠とアースアは、茶室に向かっていった。
「それで、アザセル。君の仮説というのは、どういったものなんだい?」
サーゼクスは、こっそりアザゼルに聞いた。
「まぁ、せくなよ、サーゼクス。そろそろ、みんな揃うころだ。そこで、発表するからよ」
アザゼルは、サーゼクスに笑ってみせた。
そうこう、しているうちに、小猫、牙場、ゼノヴィアと凰蝶を除いた全員が部室に揃った。
「さて、全員、揃ったな」
アザゼルは悠長にお茶をすすっていたが、その光景をみるや椅子から素早く立ち上がった。
「え?凰蝶ちゃんがいないですけど?」
アーシアが、アザゼルに問いかけた。
「あぁ、彼女には、先に帰ってもらった。彼女自身の事だ。まだ、知らない方がいいだろう」
「へぇ、先生も優しいところあるんですね?」
アザゼルの言動に意外そうに、一誠は、アザゼルを見つめた。
「ばか野郎、一誠。俺は、優しい男だぞ」
アザゼルは、一誠の頭に一発拳骨を食らわせた。
「いってぇ。それのどこが優しいっていうんですか?」
一誠は、拳骨を食らった場所を手でさすった。
全員が、その光景をみて、笑った。
「ところで、先生。話ってなんですか?」
牙場が、アザゼルに聞いた。
「あぁ、その事なんだが、掻い摘んで言うと、鳳 凰蝶の事だ」
アザゼルは
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