第三章
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「間違いない」
「本物かよ」
「はい」
ビショップはまた店員に答えた。
「左様です」
「そうなのか」
「間違いありません」
「じゃあ俺は」
最後に戦士が言った。
「エクスカリバーを」
「そのアイテムをですね」
「欲しいけれどな」
戦士が使える武器の中で最強のものがだ、言うまでもなく魔法の剣であり手に入れることは非常に稀とされている。
「それでもまさかな」
「どうぞ」
白金の輝きを見せる鞘に包まれた大きな剣だった、その剣もだ。
ビショップは鑑定してだ、こう言った。
「これもです」
「本物か」
「そうです」
その通りだというのだ。
「これも」
「全部本物か」
「はい、では」
「ああ、全部な」
「買いますか」
「若し買えば」
それでとだ、ビショップは戦士だけでなくパーティー全員に話した。
「俺達はです」
「凄いな」
「これだけのものが揃ったら」
「そうだな」
「かなりの強さになるな」
「このアイテムの力で」
「間違いなく、では」
ビショップは仲間達に言った。
「買いますか」
「そうするか」
他の面々は頷いた、それでだった。
彼等はそれぞれのアイテムを買った、そうして店を後にして戦闘に出た、するとアイテムの力で彼等は段違いに強くなっていた。
それでだ、彼等は宿に入った時にこう話した。
「凄いな、アイテムの力」
「ああ、段違いだったな」
「これまでのアイテムと」
「本当にな」
「じゃあまたあの店行ってな」
「アイテム買おうな」
「しかしな」
ここでだ、戦士はこう言った。
「全部本物なのは凄いけれどな」
「ああ、金がな」
「魔法の品だけあって全部金凄かったな」
「金滅茶苦茶かかったな」
「全部で二十万ゴールドかかったな」
「お陰で貯金もなくなったぜ」
パーティーはもう文字通りスカンピンになっていた。
「これから大変だな」
「金稼がないとな」
「それでまたアイテム揃えるか」
「あの店に行って」
「そうするか」
こうしたことを話した、そしてだった。
パーティーは今は宿屋で休んだ、その店のことに驚きながらもだった。またその店に行こうと思うのだった。
何でもある店 完
2018・7・21
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