先への覚悟
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寧な敬礼をする。
「少し熱くなりました。私もこれにて失礼いたします」
立ち去った室内に、残されたのはリバモアとヴィオラ――そして、他の者たちだ。
アロンソが珍しくも感情を表に出して述べた言葉に、どこか興奮を浮かべる者たちとは別に、リバモアがきょとんとして、隣に座る第二室の中佐のお茶を飲んだ。
「アロンソ中佐に子供がいたって初めてきいたな」
「ええ。何と言いましたか、士官学校で、ライナ・フェアラートとか」
「あれ、名字違わないか」
「珍しいことですが、夫婦の別姓だそうです」
「ああ。なるほど」
いつもと変わらないリバモアの様子に、ヴィオラが感じていた興奮はあっという間に冷めた。
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