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獣篇V
37 時代の流れには従いましょう。
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としか考頭にない。どれだけ恩を売っても、利用されるだけ利用されて、お払い箱サ。」

_「確かに…利用するしろされるにせよ、こんな不甲斐ない相棒じゃァつまらねェってもんだ。こんなところにいたらァ、せっかく生えたその立派な牙も、腐り落ちちまうだろうよォ。」

ホラ来た、勧誘だ。

_「アンタは、一体ここに何をしに?」

_「テメェと、同じだよ。無様に生え残った大層な牙を突き立てる場所を探してブラリブラリだ。だが、こんなおんぼろ船じゃ、どこにも行けやしねェ。どうせ乗るならァ、テメェらの船に乗ってみたかったもんだな。…じゃァな。宇宙の喧嘩師さん?」

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