第三十幕:迷う心の虹
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笹夜「は、はい♪」
七夏「ご案内、よろしくです☆」
笹夜「では、参りましょう♪」
高月さんの事を想ってか、七夏ちゃんが駒を進めたようだ。今さらだけど、この三人は、上手くバランスが保てているなと思ってしまう。
七夏「柚樹さん☆」
心桜「お兄さん!」
時崎「あ、ああ!」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
高月さんに案内されたのは駅前の大型百貨店、デパートとも言うのだろうか? 建物内に入ると高級な雑貨類が目に飛び込んできた。主に女の人用のアクセサリーだろう。これは、大丈夫だろうか?
心桜「おっ! つっちゃー! セブンリーフのコーナーがあるっ!」
七夏「えっ!? わぁ☆」
心桜「これなんかどう?」
七夏「えっと、これは?」
心桜「ヘッドホン用のアクセサリーだって!」
七夏「ヘッドホン?」
心桜「ヘッドホン左右にそれぞれ付けると、イヤーアクセサリーみたいになってイヤー最高ー!」
七夏「なるほど☆ いいなぁ♪」
心桜「こっちも見て!」
高月さんのが俺の方を見て苦笑している。
・・・やっぱり、こうなってしまったかというような印象だ。
笹夜「二人とも−−−」
七夏「あっ! ごめんなさい!」
心桜「あはは! まずは浴衣が先だね!」
笹夜「ええ♪ 参りましょう♪」
高月さんに付いてゆく。浴衣の販売は3階のようだ。エスカレーターで登ってゆくその間も、天美さんは周囲を見回している様子。何か面白い事があればすぐに飛びつきそうだ。
笹夜「こちらです♪」
七夏「わぁ☆ たくさんあります☆」
心桜「こんなにある中から選ぶの!?」
たくさんの色とりどりの浴衣、小物類が並んでとても華やかだ。だけど・・・。
心桜「で、お兄さん!」
時崎「え!?」
心桜「これからどうするの?」
時崎「確かに、俺は場違いのようだな」
心桜「流石! 気付いてましたか!」
笹夜「すみません・・・時崎さん、私の気が利かなくて」
時崎「高月さん、俺は気にしてないから」
七夏「柚樹さんも一緒に見ますか?」
心桜「それでもいいんだけど、ほら! 分かるでしょ!? お兄さん!」
天美さんの「分かるでしょ!?」・・・なるほど、そういう事か!
時崎「ああ! 当日、楽しみにしてるよ! 天美さん!」
心桜「うんうん!」
七夏「・・・・・」
時崎「? 七夏ちゃん!? どうしたの?」
七夏「え!? えっと、柚樹さん、楽しみなんだ・・・」
時崎「ああ! もちろん!」
七夏「・・・・・」
七夏ちゃんの様子が少しおかしい。そうか!
時崎「もちろん、七夏ちゃんの浴衣姿も楽しみにしてるよ!」
七夏「え!? は、はい☆」
時崎「高月さんも!」
笹夜「まあ♪ ありがとうございます♪」
時崎「それじ
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