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翠碧色の虹
第三十幕:迷う心の虹
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もどおりになれたみたいだね!)
時崎「!!!」
七夏「???」

天美さんに小声で話しかけられて驚く。天美さんの観察力には驚かされるけど、今回はとても助けられた。

時崎「ありがとう。天美さん!」
心桜「え!? 何が!?」
時崎「いや、なんでもない!」

今日は色々な迷いがあった。俺は七夏ちゃんへ「可愛い」と言うべきかどうか。七夏ちゃんと天美さんは浴衣選び。そして、高月さんの手の事・・・。これからも迷う事はたくさんあると思うけど、迷う心も大切に受け止めて、未来へと繋いでゆきたいと思うのだった。

第三十幕 完

−−−−−−−−−−

次回予告

何も無い日常、それまで何も無いと思っていた事を意識すると、沢山の有る事に気付くものである。

次回、翠碧色の虹、第三十一幕

「日常の虹」

俺はこの街での日常を、日常だと思えるようになれるのだろうか?

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