第三十幕:迷う心の虹
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夏ちゃんだよね?」
笹夜「はい♪ お願いいたします♪」
時崎「おわっ!」
七夏「ひゃっ☆」
七夏ちゃんを呼ぼうと振り返ると、すぐそばに七夏ちゃんが居てお互いに驚く。
七夏「ごめんなさい。お電話があったみたいですから」
時崎「高月さんから!」
七夏「え!? 笹夜先輩!?」
時崎「じゃ、代わるよ」
七夏「はい☆ ありがとうです☆」
七夏ちゃんに電話を手渡す。
七夏「お待たせしました。笹夜先輩、おはようございます☆ えっ!? あ、ちょっと驚いちゃってその・・・」
俺は、そのまま自分の部屋に移動した。
凪咲さんと七夏ちゃんへのアルバム制作もあるが、直弥さんから頼まれている案件も2件ある。一件目は無線ネットワーク機器を設置する事、二件目は鉄道模型の信号機・・・か。順番に行ってゆく事にする。無線ネットワーク機器は、電気店に行けはあると思うので、後で出かけるとするか。信号機の件は七夏ちゃんに相談してみよう。
トントンと扉が鳴る。七夏ちゃんだ。
時崎「七夏ちゃん! どうぞ!」
七夏「くすっ☆ 失礼します☆」
時崎「ああ」
七夏「えっと、笹夜先輩からお話があったのですけど、今日、ここちゃーの浴衣を一緒に買いに行く事になりました☆」
時崎「そうか・・・そんな話があったね」
七夏「はい☆ ここちゃーともさっきお話して・・・それで、その・・・柚樹さんも良かったらと思って」
時崎「ありがとう! 勿論構わないよ!」
七夏「みんなと一緒に写真を撮ってくれると嬉しいです☆」
時崎「ああ! まかせて!」
七夏「えっと、ここちゃーとは駅で待ち合わせて、隣街の駅で笹夜先輩と一緒になります☆」
時崎「え!? そうなの?」
七夏「はい☆ 隣街の方が浴衣も沢山あると笹夜先輩が教えてくれました☆」
時崎「なるほど。いつもと違う所で買い物をするのも新鮮でいいかも知れないな」
七夏「はい☆ 私、今から急いで宿題を済ませます。11時にお出かけで大丈夫ですか?」
時崎「俺は構わないよ。何か手伝える事があったら話して」
七夏「ありがとうございます☆ では、失礼します。また後で☆」
時崎「ああ」
七夏ちゃんは少し急ぎ気味に部屋を出てゆくけど、扉だけは最後まで両手を添えて閉めてくれた。直弥さんからの頼まれ事「鉄道模型の信号機設置」は後で相談しよう。俺は隣街の駅周辺の情報をMyPadで調べておく。電気店があれば、無線機器を一緒に購入できるかも知れない。隣街の駅前には大きな百貨店が何件かあるようだ。そう言えば、この街に来る時に、ひとつ前の駅周辺は結構都市近郊のイメージがあったな。大きな買い物は隣街の方が良いのかも知れない。
あと、高月さんは、隣街に住んでいるのだろうか? 本人に確認はしていないが、なんとなくそんな気がする。い
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