第51話 行動開始
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「ふぁ〜、昨日は疲れたな……」
打ち上げを終えた俺は疲れて眠ってしまったフィーをおんぶしてホテルに戻り就寝した、そして翌朝になりベットから起きた俺は窓から差し込む朝日を浴びながら身体を伸ばした。
昨日はまさかフィーに説教され続けるとは思わなかったな、前もされたけど今回はその倍近く怒られてしまった。
フィーは昔より感情を出すようにはなったがため込んでしまう子なのでそれが昨日発散されたのかもしれないな。
「ふぁぁ……おはよう、リィン」
そんなことを思っているとフィーが目を覚ましたようだ、彼女は眠たそうに目を擦るとベットから起き上がる。
「おはよう、フィー。昨日は大変だったな?」
「ん、でもスッキリした。偶にはああいうのも必要だね」
「俺としては遠慮願いたいんだが……」
「だったら少しは自覚して。じゃないとまた不満が溜まる」
「善処します……」
「今戻ったぞ。おや、二人とも目覚めていたか」
そこに鍛錬にでも行っていたのか汗をかいたラウラが戻ってきた。
「おかえり、朝練にでも行っていたのか?」
「うむ、私の日課だからな。そうだ、途中で客人に出会ったんだが部屋に入ってもらってもいいか?」
「ああ、いいぞ。フィーは大丈夫か?」
「ん、顔だけ洗ってくる」
フィーは洗面所に向かい顔を見ずで洗ってくる、俺も身だしなみを整えて客人を向かい入れると入ってきたのはオリビエさんだった。
「やあ、リート君。昨日は楽しかったね」
「帰ってください」
「ちょ、いきなり辛辣過ぎないかい?」
「昨日何をしたのか忘れたんですか?性懲りもなくまた何か企んでいるんでしょう、面倒ごとはごめんです。帰ってください」
俺は昨日オリビエさんのイタズラのせいでフィーに説教され続けたんだ、今日もまた面倒ごとを持ってきたに違いないから帰ってもらおう。
「もー、そんなに怒らないでよ。今日はとってもいいものを持ってきたんだから♪」
「必要ありません、帰ってください」
「アレー、そんなことを言ってもいいのかな?……遊撃士協会が等々動き出そうとしている情報を持ってきたんだけどなー」
……今、この人は何ていった?
「……オリビエさん、どういう事ですか?」
「言葉通りの意味だよ、遊撃士協会はアリシア女王陛下に依頼を受けてリシャール大佐が捕らえている人質を救出するために動き出したのさ」
「……どうしてあなたがそれを?」
「僕が唯の旅行客じゃないって君はもう知っているだろう?色々調べるツテがあるって訳さ」
そうだった……この人は唯の旅行客じゃなかった。推測でしかないがエレボニア帝国の諜報員なのかもし
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