十一章『期待』
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た。
その慌てようは《女王》にしてはあまり思えない雰囲気だった。
《雌火竜リオレイア》、彼女は今までにない危機に潜在的に恐怖を感じていたのだった。
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遺跡平原
そこに二人の女性ハンターがいた。一人は平原を見渡し、もう一人はその女性に近づいていた。
「どうしたの、黄昏ちゃって」
「そうね・・・いい景色だなーっと思って」
「まぁ・・・そうね、・・・妹のことを思ってたの?」
「あら、よくわかったわね」
「まぁあなたとは長いからわかるわ、今なにをしているかしらね、あの娘」
「・・・・きっと楽しそうな体験しているハズね」
「あら、なんで離れてるのにわかるのかしら」
「私の妹よ、わかるに決まってるわ」
「なるほど・・・そうえばもうベルナ村に帰るんだっけ?」
「そうよ〜寂しくなるわ〜パープル〜」
相手の名を呼びながら抱きつく女性、パープルと呼ばれる女性もまんざらそうでなかった。
「そうね、けど別に私とは2度と会えないわけじゃないでしょ?だから帰ったら妹と一緒にゆっくりしていきなさい」
「そうね、甘えさせてもらうわ、それに・・・」
再び平原を見渡し、妖艶な笑顔を見せた。
「りょうくんにもいーっぱい可愛がってやらないとねぇ???」
「ふふ、あまりやり過ぎないようにね、『アイリス』」
アイリスと呼ばれた女性はそのまま平原を眺めて、帰りをとても楽しみにしていたのだった。
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