第22話 仲間
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響き渡った。
今の時刻は夕方。つまり、夕日の光が出てくる。
少女の涙と、その仲間たちの笑顔で祝福を与えるような光が――――。
「あーん!!あーん!!」
「マスター!?」
これからやってくる評議員の怒りと有り得るであろう禁固刑、山積みな問題を頭に浮かべて泣き声を上げるマカロフ。
一難去ってまた一難。
頑張れ、マカロフ・ドレアー。負けるな、マカロフ。
「…おい、ラクサス」
「…あ?」
メンバーたちの中にいるラクサスとレッドは会話をはじめる。
レッドは若干頬を引きつりながらマカロフを方を見ながら問いかける。
「マスターが困ってんぞ。助けてあげろよ」
「…知らねェよ」
「ええ…責めて慰めの言葉とか」
「トドメをさしてェならするが?」
「ゴメン、このまま時間に任せよう」
「それが一番いいんだよ」
マカロフをなんとかしようとレッドは問いかけるがラクサスはこのまま触れないがため、ということで放置した。若干二人共は心を痛めているのは言われるまでもない。
なにせ、今までの問題を起こした妖精の尻尾がまた問題、しかも他のギルドでの抗争を起こしたのだ。それにマカロフは一回だけとはいえ倒れて、また回復して戦場に舞い降りた。
それで抗争が終わって一件落着とはいかず、次は最も嫌いな評議員に責めれられる。
マカロフじゃないからわからないが、ストレスが溜まるのは間違いないだろう。
髪が薄れてきていることをラクサスは知っているため、なんとも言えない気持ちだ。
「…てかお前、通信用魔水晶はどうした?連絡ができなくなってたぞ」
「あー…、アレだ。途中で壊れちゃって…」
主に移動中に、と心の中で呟くレッド。
ラクサスは頭を抑えて呆れたような目でレッドを見る。
「…じゃあどうやって抗争のことを知ったんだよ…」
「…ミストガンが教えてくれたんだよ」
教えてくれなかったら、抗争のことを知らないで壊れたギルドを見て呆然していたんだろうな、と思いながらレッドは壊れたギルドの方に目を向ける
(1ヶ月前に帰ってきて…んでちょっと寄り道しているときにジェラールが教えてくれたからなんとか来れたけど…教えるのが一歩遅かったら危なかったもんなぁ…)
(ほんと、ジェラール様様…頭が上がれねえよ)
自分たちと離れた瓦礫に背を預けている黒マントを見つける。
顔を布で覆っているが、目は確認できる。
レッドはその者――ミストガンと目を合わせる。
――ありがとうな、色々と
――当然のこ
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