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哲学者は静かに思索する
第一章
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 テメガノは今の自分達の種族の問題、もっと言えば悩みについて述べた。問題は考えるもので即ち悩みだというのだ。
「それを考えることもである」
「悩みでだね」
「どうすべきか、どうすればいいか」
「そうしたことを考えることが」
「それ自体が悩みである」
 まさにそうだというのだ。
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