暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第263話 文化祭V 楽しい? お化け屋敷
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てやって見せた方が分かりやすいか」
「でしょ? だからお願い。エスコートして貰えるととても助かる」
「ああ、判った。良いよ」

 どんどん先に進むのを見て、意を決したのはレイナ。
 リュウキ自身も、純粋な頼まれごとを熟してる〜 と言う印象だけど、やっぱりもやもや感が拭えないレイナ。だから、意を決した。

「わ、わたしも行くからっ!!」

 ぴょんっ と飛びつく様にリュウキの所へとジャンプ。丁度傍にシノンもいる。

「ふふ。あの時の事……思い出すわね」
「うぅ……、こ、今回も守ってよぉ? シノンさーんっ!」
「はいはい」

 ひしっ、と抱き着くレイナ。その背中をぽんぽんっ、と軽く撫でてあげるシノン。
 まるで姉妹の様に見えるのは気のせいじゃないだろう。

「あまり無茶はしないようにな? いつもオレがレイナに言われているが、今回ばかりはオレが言うよ」
「わ、判ってるよー。だから、リューキくんも私の事、守ってよぉ……?」
「……ふふ。仰せのままに、でございます。お嬢様」

 すっ、と綺麗なお辞儀。それを見たリズは。

「あーあ、まーた パーフェクト執事になっちゃったね。綺堂のおじいさん仕込みの」
「……良いですよね」

 羨ましいったらありゃしない、と言わんばかりだった。勿論シリカも同じ意見。 
 
「うぅ…… み、みんな行くの……? レイも……?」
「アスナはどうする? ……止めとくか?」
「うー……、キリト君は私の事守ってくれるって言ってくれないんだ……」
「そ、そんな事ないぞ! よし! 滅茶苦茶守ってやる!! 幽霊だろうが悪霊だろうが、ぜーーんぶやっつけてやるって!」

 キリトが気合を入れた。色々と負けてられない、と言う気持ちがあるが、少々聞き捨てならない台詞があったので、エギルが横からそっと割って入る。

「あー、キリト? やっつけるってお前、ここお化け屋敷だぞ。クエじゃあるまいし、暴力禁止、おさわり禁止が普通だぞ?」

 クラスの皆の出し物。お化けの類を作って開催しているお化け屋敷。そこで、キリトが守ると称して二刀流でも引っ提げて暴れでもすれば、普通に出禁だ。現実世界でそれ御法度、である。

「あ、そ、それもそうだったな……」
「そ、そんなぁ…… されるがままになっちゃうじゃない……」

 キリトは納得し、アスナは更に怯える。
 そこへリュウキがやってきた。

「一応入る前に少し説明をしておくよ。当然エギルの言う通り暴力禁止……ってこれは当たり前だが、クエって感覚は間違っちゃいないよ。後は入ってみてのお楽しみだ」

 リュウキはそう言うと、『先に行ってるぞ』と言い残してシノンとレイナとで入っていく。レイナはアスナにぶんぶん、と大きく手を振っていた。『が、がん
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