暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第263話 文化祭V 楽しい? お化け屋敷
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気付いてないので良しとしよう。

 お互いが忙しい身だった筈だ。

 レイナは家庭の事情で、リュウキは自身の仕事で。
 現実世界ではそれぞれの事情で、今の様に中々触れ合えなかったと思う。仮想世界ででは確かに皆で沢山遊んだ。突貫でボス攻略までしてしまったり、仲間内だけでなく多種族を巻き込んだ盛大なパーティーも開いた。 楽しかったと言うのは嘘偽りない気持ちだが、2人きりの時間、と言うのが多かったワケではないだろう。森の家で一緒に過ごした時間も……。
 ひょっとしたら、レイナは 彼女(・・)たちより少なかったかもしれない。必ず誰か他の人がいたかもしれない。今思い返せば不憫に感じる所が多々あるものの、本人が今幸せそうだからそれも良しとしよう。



 その後は沢山見て回った。
 途中で合流したりしてしまったが……、それまでに、リュウキと沢山楽しめたから、とレイナは納得。……自分で自分を納得させた。


 それは兎も角一部ではあるが紹介しよう。


 体育館を贅沢に使った《高難易度・迷宮ラビリンス》。
 十数年間連続金賞受賞の超優秀な学校の吹奏楽部を招き、その演奏をBGMに繰り広げられる《社交ダンス》
 本格的な雰囲気が何処となく流れて、的中率がやばい!(らしい)《占いの館》


 ………etc



 体育館の迷路は、SAO−ALO−GGO と数多の仮想世界を踏破し続け、幾度となく突破し続けてきた自分達。その自信がレイナにもあり、自他ともに認めていたから、先ずはソロコース、と言う事で レイナが先に意気揚々と足を踏み入れたのだが……、蓋を開けてみれば、どの仮想世界にも負けずと劣らない物凄い迷路だった。
 迷いの森を彷彿させるのか、左手の法則を利用して どうにか頑張ったのだけど、時間オーバーになってしまった。

 リュウキはネタバレ……と言った様に ここの仕掛けについては知っていたから、踏破は問題なし。当初はレイナは少々悔しそうにしてたが、知っていたことを聞くと、今度は『ずっるーい!』 と頬を膨らませたりしていた。
 知っている事と踏破できる事はまた別なのだが、『リュウキくんなら それだけでもじゅーぶんでしょ?』と言われたりしていた。

 この迷宮の肝は とある試作型マシンにある。その開発部門にて、色々と貢献しているリュウキだから、試作品を提供して頂く事が出来たりする。勿論、お客の満足度やその他諸々のデータの提供して、互いにとって益があったりするのも当然。色んな所に引っ張りだこなリュウキの手を借りれている時点で、企業側は全く惜しまない姿勢を示している、と言うのも相変わらずである。



 社交ダンスの場では、プロダンサーを実際に呼び、実演してもらう形で実際に体験もすると言うものだ。勿論衣装関係はば
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