第28話:課題消化!(その3:2大精霊登場!怒濤の池作り!?)
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て、凄いわ!」
「お兄様!凄いです!あれが精霊さんなんですか?」
「アルバート様!私、生きている間に精霊にあえるなんて思いませんでした。約束守って頂いて感激です。」
その他大勢の喚声で耳がおかしくなりそうです。母上、首が絞まっています。苦しいですから話して下さい。し・死ぬ〜!?
ひどい目に遭いました。上級精霊に許して貰って家族に殺されたら洒落になりませんよ。 結局、あのまま母上に締め落とされて、気が付いたら自分の部屋でベッドに寝かされていました。
目が覚めて、ベッドの上で起き上がると、ドアが開いてアニーが入ってきました。僕が目を覚ましているのに気付くとニヤリ(?)と笑って近づいてきます。ちょっと怖いのですが、何かしましたか?
「お目覚めですか、アルバート様。」
「ああ。アニー。私はどうしてここで寝ているのかな?」
「はい。それは、アルバート様が奥様に締め落とされて、気を失ってしまったせいです。慌てたゾフィーさんが奥様からアルバート様を引きはがして、この部屋まで運んでくれたんですよ。もうすごい勢いでした。」
「それは、ゾフィーさんに助けられましたね。実際死ぬかと思いましたから。」
「それにしてもアルバート様は、色々な女性に慕われているようですね?ゾフィーさんだけでなく、『事務局』の女性の方々全員が一緒に付いて来て大騒ぎでしたよ。メアリー様はもちろんですが、メイドの何人か走り回ってメイド長に怒られていました。」
ははは…………、どういう意味でしょう?ボクコドモダカラヨクワカリマセン………。
「ところで、お腹減ったんですが、今何時ですか?」
「あからさまに話をそらせましたね。今丁度夕食のお時間になります。お食べになりますか?」
「はい。食べます。お腹ぺこぺこです。」
これ以上アニーに責められると怖いので、とっとと食堂に逃げる事にしました。
もっとも食堂に行っても、今度は母上からからかわれるし、父上も面白そうにしているので料理の味も良く解りませんでした。
まだ7歳なんですから、女性関係については早いと思うのですが、此方の世界では違うのでしょうか。
生前から生きてきた年数を合計すれば50年以上になります。妻も子供もいたのでゾフィーさんやアルメリアさんに魅力を感じる事も大いにありますが、生前の常識では7歳と言ったら小学校1年生ですよ。いくら何でも早すぎるでしょう?と感じるのも現代日本に住んでいた感覚なのでしょう。
余り深く考えると、色々な問題が出てきそうなので、今日は上級精霊のイベントをクリアしたという事だけ考えて、気持ちよく眠る事にしました。
明日が普通の日でありますように。お休みなさい。
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