暁 〜小説投稿サイト〜
ハルケギニアの電気工事
第28話:課題消化!(その3:2大精霊登場!怒濤の池作り!?)
[1/6]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
 お早うございます。アルバートです。

 昨日起きたことを羅列すると、

1.休憩していたら風の上級精霊が来て、少し話しをしたら、話の流れで『ジン』という名前を付けることになりました。
 2.『清掃課』と正式に活動させるため、ギュンターさんという火のラインメイジにお願いして、課長に迎えることが出来ました。
 3.コックのモーリスさんがガリアから来てくれました。すごい行動力で素早く来てくれたので、早速今日から食堂開業の準備を始めて貰います。
4.防毒マスクが出来ました。これで『保健衛生局』全体の活動準備も完了です。

 なんてことになります。

 さて、朝、気持ちよく目が覚めて、精霊達に囲まれて日課の訓練をしてから、家族で朝食を取りました。朝食後の団欒で昨日あったことを報告しましたが、メアリーが『ジン』の素晴らしさを話せば、父上は『ジン』に会いたかったと残念そうに言われ、母上からはモーリスさんが来たことで、食堂の料理を食べてみたいと言われました。

 朝食後は『部長室』に行って、昨日の続きの書類決済を行っていると、ゾフィーさんが来ました。また書類を持っていますね。

「お早うございます、アルバート様。昨日の内に確認した書類です。決裁をお願いします。」

 すっかり秘書さんモードですね。『事務局』の制服と合わせて、良くお似合いです。

「お早うございます。解りました。そこの未決済受けに入れておいて下さい。それから、こっちの決裁済みは持って行って良いですよ。」

「まあ、ずいぶん沢山出来ていますね。昨日も忙しかったようですが、ちゃんと休まれていますか?」

「ええ、休養はしっかりとっていますから大丈夫ですよ。昨日は少しイレギュラーが有りましたが、特に問題はありませんでしたから。」

「イレギュラーですか?何か面白いことでもありましたか?」

 面白い事ってどんなことだろう?確かに、上級精霊が見られるなんて面白いことかもしれないけれど、来られる方は結構気疲れするんだけどな。

「面白い事って言うか、仕事場での作業が一段落したので外で一休みしていたら、風の上級精霊が来て、ちょっとした騒ぎになった位ですね。」

「ええ?風の上級精霊ですか?そう言えば、何か外が騒がしいと思っていましたけど、そんなに凄いことが起きていたんですか?失敗しましたわ。見に行けば良かった。精霊なんていつ見られるか解らないのに惜しいことをしました。」

 何か、凄くがっかりしていますね。確かにかなりの見物かもしれませんが、普通の人は近くに来る事も出来ないと思いますよ。母上でさえ、『ジン』が帰るまで僕の所に来られませんでしたからね。

「まあ、そんなに気を落とさないで下さい。その内、また来ることもありますから。それにあと2体、ま
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ