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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica16-D犯罪者狩り〜Traitor ? 2〜
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――バインドバレット・サークルシフト――
セッテが仮面持ちから一足飛びで離脱して、追撃されるより先に仮面持ちの周囲に魔力スフィア14基を半球状に高速展開。仮面持ちが対処する前に「シュート!」って発射させる。仮面持ちはローラーブーツの機動力で、前後左右、それに上からも来るバインド弾を躱し始めた。でも・・・。
「捉えた!」
仮面持ちの隙を突いたセッテが高速接近して、“ブーメランブレード”を振るった。仮面持ちはそれを読んでいたみたいで、足元に見覚えのあるテンプレートを展開して、右腕を振りかぶった。
「はああああああッ!」
――振動拳――
「「「っ・・・!?」」」
“ブーメランブレード”の迎撃として繰り出された仮面持ちの右拳。拳が刃面を打ち、そして“ブーメランブレード”を一瞬にして破壊。さらに「きゃああああ!?」セッテの右腕を大きくひしゃげさせ、後方に十数mと吹っ飛ばした。
「今のは・・・!」
「振動破砕・・・!?」
「くぅ・・うぅ・・・!」
振動破砕を使った影響か右の籠手が砕け散って、右腕を押さえる仮面持ちを視界外に出すことなく私は、「セッテをお願い!」ってクアットロに指示を出す。サイボーグで良かった。ダメージは大きいけど、致命には至らない。スカラボに搬送して、治療すれば回復できるレベルだ。
「判りました! セッテちゃん!」
「待っ――まだ闘えます、すずか!」
半ばから折れた右腕を庇いながら体を起こそうとするセッテをクアットロが支えて、私たちの側から離脱する。
「問答無用! ウーノ、セッテを転送してください!」
『了解です!』
緊急転移で即座にセッテをスカラボへと直通転送。セッテは最後まで残って闘おうとしたけど、そこは主任としてストップだ。セッテはすぐさまスカラボに転送されて、今頃はウーノとドゥーエが治療に当たってくれるはず。そして私は振動破砕を使用した仮面持ちと対峙する。
「スバル・・・なんだよね?」
そう尋ねても返ってくるのは無言。でも構えや雰囲気でスバルなんじゃないかって思えてくる。私は“スノートライデント”の長い柄を両手で握り締め、石突側を空へ向け、穂先を前方の地面へ向けるように突撃の構えを取る。
「(トーレの方は手を貸さなくてもきっと大丈夫。だから・・・)言葉を交わさないなら、交わせるようにちょっと痛い目に遭ってもらうよ」
――チェーンバインド――
「っ・・・!」
スバル?の周囲から鎖状のバインドを4本と伸ばしたけど、彼女は急速後退することで回避。
「フローティングアイス!」
スバルの背後に氷塊を1つ発生させる。この魔法は大きな氷塊をシールドとして使うものだけど、壁や足場として別の使い方もある。
「
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