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転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2111話
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を撃破していき、何隻かの少ないマゼラン級も撃破する事に成功し……ふと気が付けば、俺達に任されたこの宙域において連邦軍の軍艦は1隻残らず撃破か、航行不能な状態になっていたのだった。





『……呆れたね、こりゃ』

 シーマにこの宙域に来ていた連邦軍の艦隊を撃破したと伝えると、呆れたように通信を返される。

「言っておくけど、これは別に俺だけでやった訳じゃないぞ」

 これは、謙遜でも何でもなく、純粋なる事実だ。
 俺以外にもガトーが戦ったからこそ、この宙域に存在した連邦軍の艦隊を全て片付ける事に成功したのだ。
 機体そのものは特に損傷らしい損傷はない。
 右肩のシールドを含めて、何発か対空砲火の弾丸を受けた場所はあるが、あくまでもそれだけだ。
 だが、推進剤の方はもう限界に近いし、大量に持って来たザクマシンガンの弾倉も残り1つ。ヒートホークの方もメガ粒子砲の砲台を破壊したりブリッジに叩き付けたりしたので、もうボロボロだ。
 まぁ、ヒートホークは基本的に使い捨てらしいから、この結果は特におかしくないのだが。
 ……そんなに武器の類を消耗していながら、それでも頭部バルカンの残弾がまだ残ってるのは……使い勝手を考えれば、仕方がないんだろう。
 使いにくいからこそ、下手に使えず、結果として最後まで残ったのだ。
 もっとも、頭部バルカンの威力そのものも弱いので、それこそセイバーフィッシュくらいにしか効果はないんだろうが。
 ああ、そうなるとここに突っ込んでくるまでにきちんと使っておけば良かったんだな。

「それで、そっちの損害は?」
『問題ないさ。後方からの援護射撃もなかったし、セイバーフィッシュもアクセルが突っ込んでいったおかげで動揺してたしね』
「そうか。じゃあ……」

 戻る。
 そう言うよりも前に、四肢を青く塗ったザクが俺の前に姿を現す。
 それが何を言いたいのか……それは考えるまでもなく明らかであり、俺はシーマに改めて口を開く。

「客を1人連れていくから、そっちもそのつもりでいてくれ」

 そう、告げたのだった。
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