機動戦士ガンダム
2110話
[3/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
な戦力なのは間違いない。
つまり、あの3隻のムサイ級がシーマ艦隊に対抗して宇宙攻撃軍が送ってきた向こうの精鋭部隊という事なのだろう。
そのムサイ級からも、次々にザクが出撃している。
既にミノフスキー粒子が戦闘濃度で撒かれているのは間違いなく、ザクのレーダーでは連邦軍の部隊がどこから近づいてくるのかはまだ分からない。
こういう時、向こうにとっては牽制という意味でも、こちらからは攻撃の届かない場所から一方的に射撃をされるってのは痛いよな。
もっとも、連邦軍にしてもミノフスキー粒子のおかげで命中するかどうかが分からない状況でビーム……いや、UC世界風に表現するのならメガ粒子砲だったか? そのメガ粒子砲を撃ってくるだけじゃ意味がないだろうが。
そもそも、連邦軍がやるのは地球に降下するジオン軍を阻止したいのだから、まぐれ当たりにしか期待出来ないような遠距離からの射撃をしているだけでは、意味がない。となると……
そう思った瞬間、まるでそれがフラグだったかのようにレーダーに反応があった。
ミノフスキー粒子下でザクのレーダーに反応するという事は、既にかなり近距離まで相手が迫っている事を意味している。
やがて映像モニタに映し出されたのは、見るからに戦闘機といった形をした者達。
いや、といった形というか、あの機体こそがMSを有していない連邦軍において宇宙における主力たる、FF-S3セイバーフィッシュだ。
バルカンとミサイルだけを装備している機体で、ザクにとってはいい獲物でしかないが。
とはいえ、ザクだって別に無敵という訳ではない。セイバーフィッシュのミサイルを食らえば相応のダメージを受けるし、エースと呼ばれるパイロットが操縦するセイバーフィッシュは、それこそザクとまともに戦う事も可能となっている。
それだけに、決して油断していい相手ではない。
『アクセル、行くよ!』
「ムウだってのに……了解」
シーマに答え、取りあえずこちらに向かってやって来るセイバーフィッシュの群れに向けてスラスターを噴射する。
当然そうなればセイバーフィッシュもこちらに気が付き、先制攻撃のミサイルが放たれた。
ミノフスキー粒子のおかげで、基本的にこの世界のミサイルには誘導機能というのがない。
いや、多少なりとも誘導性能があるミサイルはあるらしいが、幸いな事にセイバーフィッシュの装備するミサイルにはその機能はなかった。
他にもミノフスキー粒子の影響で有線によって誘導性能を得たミサイルというのもあるらしいが、基本的にそれらは車両に搭載するようなミサイルで、こちらもセイバーフィッシュには装備されていない。
よって……ミサイルというのは、迎撃するまでもなく回避すれば特に問題もなく無効化出来る訳だ。
いや、背後の安全を考えるの
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ