第4話
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にその通り……私はペルシャ猫を飼っております」
「ホント凄い能力。蔵原とは大違いだな!」
佐藤さんも白鳥さんも目を見開いて驚く。それが怖い。
「何だ何だ〜、俺の眼力だって凄いだろ。愛香音ちゃんのスリーサイズ、見破っちゃうよぉ〜?」
「止めろ貴様! 私の事を見るんじゃない!!」
「あら、猫話しで盛り上がってると思って来たんですけど……下ネタですか?」
遂に3匹目の巨大猫……シャム猫までもが参戦してきた!
え〜と……この巨大シャム猫は何て名前の人だったかな?
「愛美ちゃんも猫を飼ってるって言ってたよね」
そ、そうだ渡辺愛美さんだ!
蔵原はよく記憶してるなぁ……
多分、女だけなんだろうけど。
「そうよ見て見てぇ! 家で飼ってる猫!」
飼い猫の話しを振られた事に喜んだ巨大シャム猫こと渡辺さんは、スマホを弄り何かを見せようとする。
多分、飼い猫の写真だろう。
「ちょっと待って。今スマホで飼い猫の写真を見せようとしてる?」
「え? ……ま、まぁそうだけど」
突然蔵原が渡辺さんの行動を遮り、しようとしてる事を尋ねる。
「じゃぁ写真見せる前に大神に飼い猫の種類を当ててもらおうよ。良いだろ、大神?」
えぇぇぇぇ〜……全然良くないんですけどぉ〜!
とは言え、ここで断ると3匹の巨大猫に食い殺されそうなので、言うだけは言ってみる……勿論見たままをね。
「そ、そうだなぁ……渡辺さんはシャム猫って感じかな(汗)」
「う、うそ……当たっちゃった!」
え、マジで!?
「ほら、ウチの猫……ジャムちゃんよ」
そう言うと先程用意しておいたスマホの写真を俺等に見せ、名前までも教えてくれる。
つーか何で『ジャム』なんだよ!?
「シャム猫ならぬ、ジャム猫……ってこと?」
蔵原が提示されたスマホの画面を見ながら渡辺さんの飼い猫の名前について質問をぶつける。
因みに写真には、巨大なシャム猫が小さいシャム猫を抱いてる写真が表示されてる。
「ダメ……かなぁ?」
「いやぁ……ダメじゃないけど」
「捻りがないですわね」
渡辺さんと蔵原の遣り取りを見てた白鳥さんが、大きく胸を反らして駄目出ししてきた。「じゃぁアンタの飼い猫の名前は捻ってるのかよ!?」
先程の感じからあまり好意的では無い佐藤さんが白鳥さんに食ってかかる。
「当然ですわ。見て下さいまし、私の飼い猫等を!」
更に胸を反らせた白鳥さんが、渡辺さん同様スマホに保存されてる写真を見せてくる。
だが俺には白く巨大な毛玉が複数の白い毛玉を抱えてる様にしか見えない。
「この私が抱いてる2匹の左が“オスカー”で右が“エリザベート”と言い、お父さんとお母さん猫ですわ。そして私の隣のカゴで寝んねしてるのが右から“エーリッヒ”“アントン”“ユスティ
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