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戦国異伝供書
第二話 百姓の倅その二
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治めている領地のことをだ、木下は話した。
「ならず者もいませぬな」
「悪い者はまさにな」
「一切容赦されぬとか」
「左様、悪い者がおれば何処までも追って裁きを下す」
「それが清州の殿様ですか」
「そうして我等民を護って下さるのじゃ」
 信長はそうしたことにも力を注いでいるというのだ。
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