機動戦士ガンダム
2108話
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の問題が出てくるんだが。
だからこそ、弾倉は出来るだけ多く持ち歩きたいと思うのは当然であり、MSパイロットやメカニックはその辺をどう改良すればいいのかと考えている者が多い。
「あー……そっちの武器に拘るのもいいけどよ。クラッカーやシュツルムファウストは興味ないのか?」
クラッカーというのは、簡単に言えばMSが使う手榴弾で、シュツルムファウストは使い捨てで砲身のないバズーカといったところか。
クラッカー手榴弾なのでそんなに場所を取らないが、結局MSが投げるという点で微妙に使いにくい。
いや、地上でならそれなりに使い勝手は良さそうなんだが、ここは宇宙だしな。
シュツルムファウストの方は、使い捨てだからザクバズーカと違って砲身を持ち歩かなくてもいいというのは大きいんだが……砲身がないだけに、命中力がどうしても……いや、命中の数値が高い俺なら、サラミスやマゼランとかを相手にするのならそんなに悪くないか?
「分かった。シュツルムファウストは出来るだけ持たせてくれ」
「おいおい、出来るだけって……セイバーフィッシュの攻撃とかを食らえば、被害も大きくなるんだぞ?」
「当たらなければ問題はない」
その後もメカニックと色々と相談をしていたのだが、シーマに呼ばれているという事でその場を後にするのだった。
「待たせたか?」
「いや、そうでもないさ。エンデュミオンの鷹のお出ましなんだ。少しくらい待つのが女の甲斐性ってもんだろ?」
「……エンデュミオンの鷹って異名、気に入ったのか?」
「まぁ、あたしの部隊に異名持ちはいなかったからね」
「シーマなんかは異名があっても良さそうだけどな」
そう言うと、シーマは肩をすくめる。
「色々と嫉妬深いのがいるのさ。ああ、それと黒い三連星についてだが……やっぱり今回の作戦には参加してないみたいだね。あの会議の時にいなかったから、恐らくそうだとは思ってたけど」
なるほど、その情報を伝える為に俺を呼んだ訳か。
にしても……黒い三連星がいないとなると、ゲラートには接触したし、後は接触すべき相手は特にいないな。
宇宙攻撃軍の方には、誰かいればいいんだが。
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