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空に星が輝く様に
281部分:第二十話 準備の中でその十一
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第二十話 準備の中でその十一

「その時はね」
「流石よね、そこは」
「頼りにしてるわよ」
「そうした相手にもね」
「それによ」
 星華はここでさらに言うのであった。
「文化祭って色々な学校からも来るけれど」
「そうよね、結構他からも来るみたいよね」
「文化祭の時期って重なるしね」
「この辺りって学校集まってるし」
 そうした事情もあった。そうしたことも踏まえて話をする彼女達だった。
「大抵は普通の学校だけれどね」
「中にはとんでもない学校もあるし」
「そういえばよ」
 野上が顔を顰めさせて話してきた。
「何処だったっけ。どっかの高校の一年でね」
「どうしたの?」
「何か変なのいるの?」
「凄い乱暴な奴がいるらしいのよ」
 州脇と橋口、そして星華に対して顔を顰めさせて話す。
「もうね。何かあると暴力沙汰を起こしてね」
「うわ、最悪」
「そんな奴がいるの」
「女の子と見たら襲い掛かる様な奴なんだって」
 こう話すのであった。
「そんな奴がいるんだって」
「最悪ね」
 星華は野上のその話を眉を顰めさせて述べた。
「そんなのがうろうろしてるの?この辺りに」
「そうみたい。確か名前はね」
「ええ、名前は?」
「何ていうの?」
「それでどの高校?」
 星華達は三人で顔をぐい、と前にやってそのうえで野上の話を聞く。自分達の身の安全の為にもだ。聞かずにはいられなかった。
「どの高校にいるのよ」
「それでよ」
「何処なの?」
「ええと、確かね」
 野上は視線を上にやってその名前を思い出して話した。
「三山高校の堀内って奴?」
「堀内?」
「堀内っていうの」
「三山高校って神戸でも有名な不良学校だけれどね」
 高校にはどうしてもそうした高校が存在する。ランクというものがどうしてもできて不良が集まる高校も出て来るからである。
「あそこでも特になのよ」
「そんなに酷い奴なのね」
「その堀内って」
「そうなのよ。だからね」
 野上は警戒する顔になって三人に話す。
「その堀内には気をつけて」
「ええ、わかったわ」
「高校と名前覚えたから」
 州脇と橋口が野上の言葉に頷く。
「三山高校の堀内ね」
「そいつね」
「そんなやばいのが学校に来たら」
 星華も顔を顰めさせて話す。
「ちょっと考えないとね」
「その場合先生呼ぶ?」
「それか強い子」
「うちのクラスにもいるし」
 三人は星華に続いて話す。
「柔道部も空手部もいるしね」
「プロレス研究会に相撲部にね」
「拳法部もね」
「こういう時格闘系の部活あると便利ね」
 星華はしみじみとした口調で話した。
「本当にね」
「そうよね。いざっていう時にね」
「活躍してくれるしね」
「確かにね」
 三人
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