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英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
第53話
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しいたしましょう。」

「うふふ、レンも1年半前で”仕留めそこねた”借りをちょっとでもここで返させてもらうわ♪」

「何が目的かは知らないが……俺達も同様に、守るべき人々がいる。届かせてもらうぞ―――”劫炎”に”道化師”……!」

「いずれこの時が来ることも想定し、わたくし達は常に鍛錬し続けてきました。その成果……今こそ、お見せいたしますわ……!」

冷酷な笑みを浮かべたシャロンと不敵な笑みを浮かべて大鎌を構えたレンに続くようにリィンとセレーネもそれぞれ決意の表情で武器を構え

「クク……いいだろう。」

「うーん、僕の出番は無さそうなんだけど……」

リィン達の様子にマクバーンが口元に笑みを浮かべ、カンパネルラが困った表情をしたその時!

「いた……!」

「追いつけたか……!」

何とユウナ達がその場に駆けつけてきた!



「来るな……!正真正銘の化物だぞ!」

自分達の元に駆けつけようとしたユウナ達にリィンは警告し

「結社の執行者……!」

「って、子供まで!?」

「見た目に惑わされないで……あの亡霊からもそうだけど、隣の少年からもとてつもない”邪気”が感じられるわ……」

「……そちらはともかく、あちらの彼は最悪ですね。」

リィンの警告を聞いて立ち止まったクルトとユウナはマクバーン達を見て驚き、カンパネルラの容姿に驚いているユウナにゲルドは警戒の表情でカンパネルラを睨みながら答え、アルティナは真剣な表情で二人を睨み

「ハッ……どっちもイカした面構えじゃねえか。」

「ええ―――尋常ではなさそうですね。」

不敵な笑みを浮かべたアッシュの言葉にミュゼは真剣な表情で頷いて同意した。



「くっ、アッシュにミュゼまで……」

「ハン……?そっちは黒兎だったか。」

「フフ、折角だからボクが相手をさせてもらおうかな?」

ユウナ達と戦う事を決めたカンパネルラは指を鳴らしてその場から転移してユウナ達の前に現れてユウナ達と対峙し

「なっ……!」

「幻影……!?」

突然現れたカンパネルラに驚いたユウナ達は武装を構えた。

「くっ、やらせるか……!」

「おいおい、小僧。余所見してる余裕あんのか?」

「……いったん任せましょう。彼の戦闘力はわたくし程度です。ですがこちらの彼は……気を抜けば”死”あるのみですわ。」

「ッ……!」

生徒達を助けようとしたリィンだったがシャロンの警告を聞くと唇を噛みしめてマクバーンと戦う事を決め

「シャロンお姉さん、今更聞くのもなんだけど相手は亡霊よ?魔力が付与されていないただの武器だと、物理攻撃はほとんど効かないわよ?」

「御心配には及びませんわ。いずれ”劫炎”の
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