第53話
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(反応しているのか……あの”黒い炎”に……)
「この人数で”道化師”に加えてあの”劫炎”が相手をしなければならない事を考えると、”劫炎”の相手はやはりお兄様とアイドス様にお任せし、わたくしとレン教官は”道化師”の相手をすべきでしょうか……?」
「――――いえ、恐らく向こうもここで”本気”の戦闘をするつもりはないでしょうし、屋上とはいえオルキスタワーで”本気”を出し合う戦闘は避けた方がいいでしょうから、アイドスお姉さんの助太刀もそうだけどレン達が”本気”を出すのもレン達が不味い状況に陥るまでは控えた方がいいでしょうね。」
非常階段を使って屋上に向かっているリィンが考えている中屋上にいる二人との戦闘を想定したセレーネの推測にレンは静かな表情で否定して説明をした。
「リィン様、セレーネ様、レン皇女殿下……!」
するとその時シャロンがかけつけて、リィン達と共に屋上へと向かい始めた。
「あら。」
「シャロンさん……!」
「わたくしもご一緒します……!会長のお許しを頂きましたので!」
「………助かります!」
「加勢、感謝致しますわ!」
シャロンの加勢にリィン達が感謝しつつ先へと進んでいると、リィン達の行く手を阻むように小型の人形兵器達が待ち構えており
「―――皆様!一気に参りましょう。」
「ええ、お願いします!」
そしてリィン達はそれぞれ人形兵器達に突撃すると同時にそれぞれの武装による一撃で人形兵器達を無力化した後先へと急いだ。
「戦闘音!?」
「まさか……中まで入り込んでいるのか!?」
一方その頃上の階層から聞こえてきた戦闘音を聞いたユウナ達は立ち止まって上層を見上げ
「――――来たわね。」
「結社の哨戒機……!」
「くっ……こんな時に!」
階段と、通路のそれぞれから向かってきた人形兵器を見たゲルドは静かな表情で呟き、アルティナは警戒の表情で声を上げた後それぞれユウナ達と共に武装を構えた。
「ハッ、加勢するぜ!」
するとその時それぞれ自身の得物であるヴァリアブルアクスを片手に持ったアッシュと魔導騎銃を両手に持ったミュゼがかけつけた。
「貴方達は……」
「ミュゼまで………!?」
「毎度毎度、てめぇらだけにオイシイ思いをさせてたまるかよ!」
「ふふっ、今回は私もお手伝いさせて頂きます♪」
「話は後だ……!こいつらを無力化する!」
「ああもう!気をつけてよね!?」
「ハッ、誰に物言ってやがる!」
「それでは戦闘開始、ですね!」
そしてユウナ達は人形兵器達との戦闘を開始した!
〜同時刻・オルキスタワー・屋上〜
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