二話目
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
人など大したことないと言う無かれ、学園中の生徒から名前を知られている有名な者がいる。
先程四季に鎮圧された三人組、兵藤一誠、松田、元浜の三人もその有名な部類に入る三人組だ。通称『変態三人組』。学校中の女子から蛇蝎の如く嫌われている変態行為の常習犯である。一説にはこの三人の変態行為が全て表沙汰になれば年間の犯罪件数が一気に1000ほど増えるとも噂されている。
「懲りないわね」
「何時もの光景」
「こいつらに付き合ってたら遅刻するから早く行こうぜ」
地面に倒れふす三人を一瞥してさっさと校舎へと向かう三人だった。
「ちくしょ〜、イケメンは敵だ〜」
「リア充爆発しろ!」
「毎朝美少女二人侍らせて登校しやがって!」
変態三人からの憎しみというよりも嫉妬のこもった声を聞き流しながら。
まあ、片手で詩乃と腕を組んで、片手で雫と手を繋いでの登校なのだから普通に恨みを買っても不思議ではないだろう。
時は流れ放課後
ラビットフルボトルを手の中で弄びながら、変態三人が剣道着の集団に追いかけられていた。何があったかは大体想像はできる。また覗きが見つかったのだろう。
(帰ったら次の武器の開発に入るか)
そんな彼らの事を放置して次の研究へと意識を向ける。
スクラッシュドライバーの時も思ったが材料の入手やそれを加工する機材の揃った施設についてはナデシコCが有って良かったと思う。
幸いにもナデシコCの中にはある程度の機材や材料は揃っていて場合によっては知識の中にある物よりも優れた物も使用できる。例外となるのはビルドの世界特有の品であるフルボトルとその中の成分、ネビュラガスだろう。
オレンジなどの原作では登場しなかったり、スクラッシュドライバー開発時に手元に無かったフルボトルから生み出す新たな仮面ライダーと言うのは結構魅力的に感じてしまう。
だが、応用を試す前に先ずは確実に作れるドラゴンとロボットのスクラッシュゼリーを作るべきかと考えを改める。
「さて。そろそろ、二人が待ってる頃か」
一緒に帰る約束をして居た詩乃と雫との待ち合わせの時間もそろそろなので校門の方へ行こうとした時、何故か変態三人が居て何が話していた。
「ホント、懲りないな、お前ら」
「「「天地!?」」」
「邪魔すんじゃねえ!」
「そうだそうだ!」
「帰れ帰れ!」
「ああ、そうさせて貰う」
呆れた様にそう呟く四季の言葉に噛み付いてくる三人組。そんな三人に付き合ってられない、と言うよりも巻き込まれたく無いとばかりに立ち去って行こうとした時、何処からか視線を感じる。
「いいな〜、あの赤い髪」
「『リアス・グレモリー』。オカルト研究部の部長。出身
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ