第七千百五十九話 二十年振り二度目
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第七千百五十九話 二十年振り二度目
勝ったのはフランスでした、勝利が決まった瞬間フランスは思わすこう言ってしまいました。
「お兄さんに栄冠が届くなんて久し振りだな」
「あの、ガッツポーズや雄叫びは」
「キャラに合わないからしないんだよ」
妹さんにこう答えました。
「まあとにかくな」
「はい、これでですね」
「ああ、今回はな」
「優勝出来ましたね」
「本当によかったよ」
しみじみとして言うフランスでした。
「大口叩いたら負けるとか阪神タイガースみたいだとか言われてきたけれどな」
「ちなみに阪神は今年もの様です」
「あそこはまずお祓いしないとな」
ワールドカップも色々ありますがこのチームに憑いているものは別格です。
「まあとにかく俺達は勝った」
「死闘を制しましたね」
「そして栄冠だよ」
このことを心から喜んでいるのです。
今回の大会を制したのはフランスでした、アルゼンチンもベルギーも破って見事栄冠をその手に持ちました。
第七千百五十九話 完
２０１８・７・１７
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