暁 〜小説投稿サイト〜
IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第666話】
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
スよりも楽しそうなアトラクションはいっぱいありますよ!」


 そうなのだ、わざわざホラーハウスで恐怖を感じるなら垂直降下型アトラクションや観覧車、3Dアトラクション等もあるのだ。


「うん、じゃあホラーハウス無しで別のアトラクションだな!」

「はい!」

「けってーい♪」


 二人して花開く笑顔を見せた。

 時間は三時を回り、ヒルト達はアトラクションを楽しみ、未来達は追跡しつつもアトラクションに乗り、はぐれたドボン太くんを着た皆は着ぐるみを返す暇無く、来園していただいてる子供達との触れあいに勤しんでいた。

 皆が楽しんでいるときも、遥か彼方上空ではエクスカリバーの矛先がある地点に狙いを定めていた。

 場所はヒルト達がいるテーマパーク――エクスカリバー内部で眠る少女の傍ら――。


「命令プロトコル、優先順位を切り替え。 モード・エクスカリバー起動。 エネルギー充填を開始」


 イギリスでは突如受け付けなくなった衛星エクスカリバーの対応に追われていた。


「エクスカリバーのエネルギー充填率が上がってきています! 緊急停止はまだですか!?」

「やっているさ! だけど! 遠隔操作が出来ない上にハッキングされて緊急停止も不可能なんだよ!」

「ならばせめてその砲口を日本から外すようにしないと!!」

「わかってるさ! クッソォォォ!!」


 慌ただしく対応に追われる一方で最新型のIS、ダイヴ・トゥ・ブルーを奪われ、対応に追われているのはマチルダ・フェネット。


「厳重に警備していたはずが、こうも易々と奪われるとは! 職員や警備のものが食べる食事に下剤を盛り込むなど……!」


 もぬけの殻となったハンガーを見てごちるマチルダ。

 監視カメラはハッキングされ、映像をループで流されて気付くのも遅れた。

 空間潜航が可能なダイヴ・トゥ・ブルーの追跡は困難であり、マチルダはギリッと奥歯を噛み締めるしか出来なかった。

 陽は黄昏、暁に沈む夕日はテーマパークを赤く染め上げる。

 それはまるでこれから起きる惨劇を表すように、真っ赤に――。

 そんなことは露知らず、ヒルト達三人は観覧車に乗っていた。


「うわぁ……♪ スッゴく綺麗だよぉ……♪」

「そうですわね……」


 夕日が照らす風景に見とれている二人を見て、ヒルトは――。


「ドラマとか漫画だとさ、こういうとき『二人の方が綺麗だ』っていう場面だろうな」

「あははっ♪ 確かにあるあるだよね♪」

「そうですわね。 ……とはいえ、言われてみたい気持ちもありますが」

「ははっ。 今更言わなくても二人とも綺麗だし、可愛いんだから」


 そんなヒ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ